ホンダ・新型フィット(画像: 本田技研工業発表資料より)

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 ホンダは17日、同社の人気コンパクトカー「フィット」の新型を、2月14日に発売すると発表した。2019年10月に東京モーターショーでワールドプレミアを飾り注目を浴びた4代目フィットが、いよいよ新車市場に姿を現す。

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 発売に先行して公開されている新型フィットのティザーサイトでは、フィットの魅力や利点を複数の動画でチェックできる。

 新型フィットの魅力の1つは、運転席側からの視界の広さだ。フロントピラーの極細化やインテリアパネルの水平化などにより、先代よりも見通しの良さを確保した。また、フロントシートに採用されたボディスタビライジングシートもポイントだ。人の骨格を意識した設計により、座り心地を向上させている。

 2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」により、より環境にやさしい車に仕上がっており、先代よりさらに親しみやすくなるだろう。

 ほかにも充実したインテリアも要注目である。後部座席を前方向に折りたためるなど、多彩なシートアレンジが可能。ワイヤレス充電器で気軽にスマートフォンなどへ充電ができ、ドリンクホルダーもより使いやすくなった。先進安全運転支援技術のHonda SENSINGも新たに近距離衝突軽減ブレーキが加わるなど、レベルアップしている。

 新型フィットには「ベーシック」「ホーム」「ネス」「クロスター」「リュクス」という5つの個性あふれるグレードを用意。好みに応じて選びやすくなっていることもポイントである。

 価格などは未発表だが、1月18日にリニューアルオープンした「ウエルカムプラザ青山」(東京都港区)では、新型フィットを先行展示している。公式サイトでは「私、新しいフィットです」というキャッチコピーとともに4代目となる同車のCMも公開中。ホンダフィットに対する期待度が、幅広いプロモーションにも表れている。