アルコール度数9%の「こだわり酒場のレモンサワー〈キリッと男前〉」が新登場

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サントリーホールディングスは1月9日、2020年の国内酒類事業の事業方針を発表。10月にビール類の酒税改正を控える中、サントリービールは「金麦」ブランドを今春から季節ごとに味をととのえる「四季の金麦」として展開するなどブランド強化を進める。また、サントリースピリッツは好調の「こだわり酒場のレモンサワー」ブランドからアルコール度数9%の「こだわり酒場のレモンサワー〈キリッと男前〉」を3月17日(火)から発売する。

【写真】季節に合わせて味をととのえた「春の金麦」

■ 季節で味わい整える「金麦」、プレモルは“神泡”強化

2019年のノンアルコール商品を除く国内ビール類総市場が対前年98%程度と推定される中、サントリービールはビール類で販売数量前年比1%増、事業計で前年比2%増に着地。「ザ・プレミアム・モルツ」「金麦」「オールフリー」といった各ジャンルの主力商品のマーケティング強化に成功した結果と振り返る。

中でも「金麦」ブランドは販売数量11%増、ブランド計で3847万ケースと過去最高販売数量を達成。10月の酒税改正で税額が上がる“第三のビール”は上位ブランドによる寡占化が進行すると予測し、2020年は金麦ブランドの盤石化に取り組む方針だ。1月中旬製造分から順次“春”に合わせた中味・パッケージの商品に切り替えて発売し、今後は季節ごとに味わいをととのえる“四季の金麦”をブランド3種で展開する。

また、「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドは、「泡」にフォーカスしたマーケティングを展開し、2019年は対前年101%となる1726万ケースに。特に「ザ・プレミアム・モルツ 〈香る〉エール」は、エールビールとしては初となる東海道新幹線の全車両でのワゴン販売の定番商品として導入されるなど存在感をあらわし、前年比12%増の335万ケースと大幅に販売数量を伸ばした。2020年も引き続き“神泡”を訴求する方針で、2月には「ザ・プレミアム・モルツ」「同〈香る〉エール」同時リニューアル展開を予定している。

■ 好調「こだわり酒場のレモンサワー」に新バリエーション登場

サントリースピリッツでは、ウイスキーでは「角瓶」「ジムビーム」「トリス〈クラシック〉」「メーカーズマーク」が、RTD(蓋を開けてすぐにそのまま飲める飲料)では「-196℃ ストロングゼロ」「ほろよい」「こだわり酒場のレモンサワー」、ハイボール缶などが好調に推移し、2019年の売上金額は対前年108%を達成。中でも2019年に缶パッケージが発売された「こだわり酒場のレモンサワー」は、缶パッケージで当初計画比4.7倍の978万ケース、業務用コンクは計画比10.4倍の15万ケースと予想を上回る販売実績となった。

2020年は、3月17日からアルコール度数9%の新商品「こだわり酒場のレモンサワー〈キリッと男前〉」を発売するほか、「こだわり酒場のレモンサワー」もレモン浸漬酒と複数の原料酒のバランスを見直してリニューアル。1月下旬から順次全国で発売する。

このほか、ウイスキー事業ではそれぞれのブランドでハイボールを中心にした市場展開を行い、3月からはハイボール缶全製品のデザイン・中味リニューアルを実施する予定だ。

また、サントリーワインインターナショナルでは、2019年の国内ワイン市場が数量ベースで前年比99%とやや減少する中、欧州産ワインの強化や、国産カジュアルワインのブランド作りに取り組み、同社の販売数量は前年から2%増と伸長した。2020年も引き続き国産カジュアルワインの拡大に努めるほか、ワインの需要創造などを事業方針に掲げた。(東京ウォーカー(全国版)・国分洋平)