厚生労働省はきのう16日(20202年1月)、中国・武漢市から戻った神奈川県に住む中国国籍の男性(30代)が新型コロナウイルスに感染していたことを確認したと発表した。

男性は6日まで新型肺炎患者が発生している武漢に里帰りし、発熱があったため医療機関を受診し武漢への渡航を伝えたが、症状が軽かったため入院しなかった。10日に再び医療機関を受診して入院、感染が確認されたがすでに退院しているという。

濃厚接触で人から人に感染

新型肺炎は武漢の海鮮市場で売られているコウモリから広がっているとみられるが、男性は市場に行っていないと話している。ただ、実家では父親が肺炎にかかっていた。厚労省の担当者は「肺炎患者と濃厚接触(感染患者と1時間以上同じ空間にいること)があった可能性がある」と指摘している。男性は日本に戻る前に解熱剤を飲んでいたため、空港検疫所の体温チェックをすり抜けたらしい。

厚労省は男性が日本に戻った6日から入院する10日までの行動を明らかにしていない。若狭勝(弁護士)は「(2次感染を防ぐためにも)足取りを公表するのがあるべき姿だと思う」と批判した。

24日から中国では30億人が移動する春節の大型連休が始まる。日本へも観光客がどっとやって来る。検疫は念には念を入れてもらいたい。