FCバルセロナよりジャン=クレール・トディボをレンタルにて獲得し、これで今冬ミヒャエル・グレゴリッチュ(FCアウグスブルク)を加え、攻守に渡り補強に成功したFCシャルケ04。特にトディボについてはグレゴリッチュと異なり、獲得からまだ間も無く、さらに若干20歳の若者である事に加え、ブンデスリーガは未知の世界でもある。

 しかしながらそれでも、金曜に行われるブンデスリーガ後半戦初戦、ボルシア・メンヒェングラードバッハ戦からメンバー入りは果たす可能性を、ダヴィド・ワグナー監督は示唆した。「試合までに見極めていくことにはなるが、ただ雰囲気を味わうという意味では意義はあるだろう」

 だがその言葉は決して驚きを覚えるようなものではない。シャルケではサリフ・サネが足の骨折のため、そしてベンジャマン・スタンブリが外側半月板損傷のために長期離脱中。サネについては3月の復帰が、スタンブリについては「来週の検査」をみてからになるが、それでも2月終わりが現実的なところだろう。

 後半戦初戦に向け、ワグナー監督は「重要なポイントは、できるだけ早くリズムを取り戻していくということ。ただここのところ受けている印象では、それをやってくれると確信しているがね」と述べ、リーグ2位とシャルケと同様好調なグラードバッハ戦に向け意気込みをみせた。