ライプツィヒ、トーマス・ミュラー、ニクラス・ズーレ。ドイツサッカー連盟の年始イベントにて、ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督は、それら注目の話題を中心に今季のブンデスリーガについて語った。

ブンデスリーガ優勝争いについて:「後半戦を楽しみにしている。これほどの接戦も久しぶりだよ。これだけ多くのチームが優勝争いを展開するなんてね。ライプツィヒは今季、ポゼッション面にて成長がみられている。それまでは相手に合わせていくチームで、プレスを仕掛けてミスを誘発していったのだが、今は特に守備的に構えてくるチームを相手にうまく戦えている印象だよ。これまでに選手たちも経験を蓄積してきており、私は優勝を争えるだけのチームだと考えている。ドルトムントもその中の1つであり、当然バイエルンもいるさ」

欧州リーグについて:「ひさしぶりに、複数のドイツのクラブがいいところまで行くのでは無いかという感覚を覚えているよ。ライプツィヒ、バイエルン、そしてドルトムントは、CLにおいてさらに勝ち抜けるチャンスがあるといえるだろう。高いレベルの舞台で戦う機会を得ることは選手にはもちろん、我々にもメリットが得られるものさ」

クラブもプレー面での向上について:「違いは常にあるものだ。多くの部分で改善は見てとれるものだよ。プレースタイルを変えたクラブもある。総じて見え非常に高いレベルの試合が多くなっていると思うね」

新監督が多く就任:「シャルケやグラードバッハなどにおいて、監督が新たなアスペクトを持ち込んでいるように思うね。いくつかのクラブにおいて、より意欲的な姿勢で戦うところがみられているし、ポゼッションから機会を伺おうとしているところがある。積極的に。ただリスクをおかさずに、ミスを避けたいというクラブもまたある。確かに偶然による部分も少なからずあるだろうが、それでも別の例も含めて私はポジティブにているところだよ」

ズーレやサネとの意見交換;「両選手ともにコンタクトを欠かさずとっている。ズーレは今週からランニングを開始した。サネはすでにピッチに復帰してだいぶ経つね。ボールを使った練習をしている。ズーレについてはまだしばらく様子見だ」

ユーロ2020に向けて:「これまでにも数多くの大会を経験してきたし、その中で常に不測の事態にも備えていかなくてはならないもの。その一方で別の選手がうまく入り込んできて、大会において非常に良いパフォーマンスをみせることもある。今はまだ言葉にするには時期尚早だ。ただ今回のグループでの戦いを楽しみにしている。」

トーマス・ミュラーの東京五輪参加の可能性:「それはシュテファン・クンツ監督の分野だ。クリスマス前には何人からの名前を聞いてはいるがね。しかし決断を下すのはあくまで彼自身。まずはA代表をみてからではあるが。両方に参加させるような考えはない」