高い決定力を見せたL・ダミアン。コンディションは良さそうだ。写真:徳原隆元

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 宮崎県の綾町で新シーズンに向けた1次キャンプを行なう川崎が、1月16日に今季初の対外試合に臨んだ。地元宮崎の鵬翔高とのゲームで、45分×2本の形式で戦った。

 1本目は、開始2分の長谷川竜也のヘディングシュートを皮切りにチャンスを作り続けるが、相手GKに阻まれてなかなか得点を決められなかった。やきもきする展開にはなったが、26分に小林悠が自ら奪ったPKを決めて試合を動かす。

 PKを奪った場面、左からクロスを入れたのは右サイドハーフで先発していた齋藤学で、その直前に長谷川とポジションを入れ替えて、得意の左サイドでの働きだった。

 31分には新助っ人のジオゴ・マテウスからのパスを受けた脇坂泰斗がゴール正面に走り込んできた下田北斗にラストパス。これを下田がダイレクトで蹴り込み、追加点となった。

 このゴールは、脇坂のパスが下田の左足にピタリと合って生まれたものだったが、アシストの脇坂について下田は「いいところに出してくれたので、上手く決められました」と述べている。

 34分には下田からのスルーパスを受け、抜け出した齋藤がGKとの1対1をループシュートで制しネットを揺らす。1本目は3−0で勝利した。
 2本目は、立ち上がりからゴールラッシュとなった。レアンドロ・ダミアンの先制点が2分に決まると、3分、4分とL・ダミアンが連続ゴールでハットトリック。L・ダミアンはその後も得点を重ね、合計8得点を積み重ねた。

L・ダミアン以外の得点者は以下のとおり。
7分、21分:三笘薫
20分、27分、44分:宮代大聖
24分:イサカ・ゼイン
41分、42分:守田英正

 8得点を奪ったL・ダミアンは、この練習試合について次のように話す。

「練習とは違い、試合という形でやるのは重要なので。たとえ相手が高校生であろうと、対戦相手はもちろん我々に対してということで気持ちを入れてやってくると思います。その中でも、我々のまずやるべきことをしっかりやるということを目的にやったので、すごく重要な練習試合だったと思います」

 自分たちのやるべきことをやれたという点について、成果が出たとの認識を示している。また自身の8得点については「そういう数字を残せたことは良かったと思います。たとえ相手が高校生であっても、練習でやっていることを練習試合でもやるということ。当然これから対戦相手が強くなってきますが、そういった練習試合の中でもより精度を上げて最後は得点につなげるということをしっかり意識してやりたいと思います」と前向きだった。

 なお、2本合計、19−0という結果について鬼木達監督は次のように評価していた。

「やろうとしてることを積極的にやってくれたので、まあ正直得点のところは取れることはいいですが、でもそこまで重要視してないわけではないので。自分たちのやろうとしていることを何分間できるのか、ということでやってたので。2本目は特にやり続けてたので、良かったと思います」

 ハイペースの調整が続く川崎だが、合宿5日目の17日は予定が変更されて終日オフに。連日2部練習が続いていただけに、オフ明けの18日にはリフレッシュした姿が期待できそうだ。

取材・文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)

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