準決勝を突破し、拳を握り感無量の表情を見せる松島輝空

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 「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックスアリーナ大阪)

 ジュニア男子が行われ、「張本2世」と呼ばれる小学6年生の松島輝空(そら・12)=木下グループ=は、決勝で15歳の吉山僚一(愛工大名電中)に1−3で敗れて準優勝。張本智和(16)=木下グループ=が同学年で達成した準決勝進出の最年少記録は塗り替え、「ここまでいけたことはうれしかった」と達成感をにじませた。ただ、史上最年少優勝は逃したため「ここまで来たら優勝したかった」と悔しさも見せた。

 準々決勝、準決勝ではともに強豪、愛工大名電高の選手を相手に2連勝。決勝では同じ系列校の中学3年生に敗北した。それでも、148センチの小さな体から繰り出す素早い攻撃や、課題だったフォアハンドの成長も光り、「ちょっと進歩したんじゃないかな」と自身の成長に手応えはある。

 元選手で松島のコーチを務めてきた父・卓司さん(39)も観客席の最前列で観戦。点数が入ると飛び上がって喜んだ。普段は厳しい指導を行うが、息子の奮闘には「褒めたいです」と笑顔を見せた。親子で見据えるのは大舞台だ。「すごいけど、100%褒められるか。年上だから負けたっていうのは五輪では(関係)ないんで」と気持ちを引き締めた。

 将来は「パリ五輪に出る」と松島は宣言し、卓司さんも「五輪で金メダルを取ってほしい」と背中を押す。4月からは親元を離れ、19年まで張本も在籍していたエリートアカデミーで腕を磨く。

 まずは中学1年になる来年、張本、水谷隼が達成した中学2年の全日本選手権ジュニア男子優勝を塗り替え、最年少記録を達成して4年後への足がかりにする。