ロッテのドラフト3位ルーキー・高部瑛斗[撮影日=2020年1月11日]

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◆ 充実の新人合同自主トレ

 「先輩方もマリンで練習していますし、緊張したなかでできているので、とても充実した日々を過ごせています」。ロッテのドラフト3位ルーキー・高部瑛斗(国士舘大)は、良い緊張感の中で、新人合同自主トレーニングに臨んでいる。

 大学時代に比べてプロの練習は「緊張感が違う」とのこと。「一つひとつの動作において、こういう目的があると全部教えてくれるので、とても面白い」と日々新たな発見をしながら練習に励んでいる。

 練習後の疲労度も、「そこまでバッチリ溜まるというわけではない。ほどよい感じに今日は動けている。いい疲労感があります」と充実しているようだ。

◆ 魅力のひとつは打撃

 高部に期待したいのがバッティング。“戦国東都”と呼ばれる東都リーグ(※在学した4年間は二部)で、阪神の陽川尚将(当時は東農大)が持つ109安打の二部通算安打記録を大きく更新する129本安打を放った安打製造機だ。

 現在使っているバットは長さが85.5センチくらいで、重さは885〜895グラムの間。長さは大学時代と変わっていないが、「900グラムくらいまでいってしまうと、感覚があまり良くなかった。これが全てではないけど、試してみようと思って変えました」と、現在は大学時代から10グラムぐらい軽いバットを使用している。

 新人合同自主トレで高部の打撃を見ると、全体的にセンターから反対方向への打球が多い。

 「今は、あまり暖かくないので、基本に戻りながら。打球とかの意識はあまりしていないですが、自分のスイングをできるように意識している結果、反対方向に飛んでいる。ここから少しずつ上げていって、いろんな打球、いろんな感覚を持てるようにやっていきたい」。

 時おり思いきり引っ張った打球があることに関しては「振れる球は振っていかないといけない。何球か振って自分がどれくらいの状態なのかわかっていないといけないので、振らせてもらいました」と語り、「球によっては、色々な感覚を出していけるように、自分はいろんな幅を持ちたい」との考えも示す。

◆ 先輩の打撃を参考に

 この日の新人合同自主トレは、雨が降っていたため、ZOZOマリンスタジアムの室内練習場で行ったが、室内練習場では2年目以降の選手たちも自主トレーニングを行っていた。その中には、首位打者2度の実績を持つ角中勝也の姿も。高部は、角中の打撃練習を見て「すごく参考にさせてもらった部分があるので、どんどん盗めるものは吸収していきたい」と貪欲な姿勢を見せる。

 2月1日の春季キャンプスタートまで、残り2週間弱。「いろんなものを吸収させてもらって、自分の中での幅を増やし、2月1日に自分が色々試せる状態に、やりたいことを明確にしてできるようにやっていこうと思います」。最高のスタートを切るため、試行錯誤の日々は続いていく。

取材・文=岩下雄太