豪サウスオーストラリア州カンガルー島の仮設病院でやけどの治療を受けるコアラ(2020年1月14日撮影)。(c)PETER PARKS / AFP

写真拡大

【AFP=時事】豪サウスオーストラリア(South Australia)州カンガルー島(Kangaroo Island)に設置された仮設の動物病院には連日、多数の負傷したコアラがネコ用キャリーバッグや洗濯かごで運ばれてくる。中には保護スタッフにしがみついて来院するコアラもいる。

 カンガルー島に壊滅的な被害をもたらしている森林火災で負傷し、緊急治療を必要とするコアラがあまりにも多い。そのため個々に名前を付ける時間もなく、コアラたちは番号で呼ばれている。

 だが、救護されたすべてのコアラが助かるわけではない。安楽死を選択せざるを得ないほどの重傷を負っているコアラも多い。

 この仮設病院で治療を行うボランティア団体のチーム代表、スティーブン・セルウッド(Steven Selwood)氏によると、今回の森林火災の発生以前、カンガルー島には約4万6000頭のコアラがいたとみられるという。

 セルウッド氏は、残っているのはわずか9000頭で、この数は「かなり衝撃的」だと述べた。

 森林火災によりカンガルー島の半分近くが壊滅し、コアラ生息地の8割が失われたと推定されている

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
コアラを助けてNZへ移そう、豪森林火災で嘆願書に署名多数
豪森林火災、コアラ保全のカギ握る個体群が半減 野生動物5億匹が焼死か
豪で野生ラクダの殺処分終了、5000頭超を駆除