エビ・カニたっぷりの「魚介味噌ラーメン」。唯一無二の洋風スープにびっくり

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―[麺すすり子のラーメン巡礼]―

 こんにちは。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。

 冬、味噌ラーメンがびっくりするくらい泌みる季節ですね。
 味噌ラーメンといわれてイメージするのは、味噌のコクスープに中太ちぢれ麺、もやしたっぷり、ハフハフなやつでしょうか。それは寒い季節をハッピーにする魔法のひとつであることは間違いないのですが、今回ご紹介したい「麺屋 優創」(めんや ゆうさく/東京・大久保)の味噌ラーメンはちょっと変わり種です。

◆もはや“飲む甲殻類”!魚介味噌スープにびっくり

 何が変わり種なのかというと、味噌ラーメンにはめずらしい「魚介味噌」なのです。うーん聞き慣れない組み合わせ。魚介×味噌ってどうなっちゃうの?!??ってウキウキを、がっっちりキャッチして返してくれる「魚介味噌ラーメン」(900円)。

 めちゃくちゃ濃そうなビジュアルのスープ。これ、何が濃いって、エビカニがめちゃくちゃ濃厚。さらに味噌まで濃厚。つまり蟹味噌か???という体験。甲殻類をビンビンに感じます。これは飲む甲殻類。甲殻類好きにマルをいただける濃厚さに間違いない。正直、初めていただくお味です。他にない。びっくりしちゃう。

◆フレンチ出身の店主が作る、「洋風」ラーメンのこだわり

 そんな濃厚スープからリフトした麺がこちら。かなり幅広な平打ち麺。これがスープとよ〜く絡むのです。これはクセになる。その感覚がなんだかスープパスタを食べているかのよう。フェットチーネと中華麺が合わさったかのような不思議麺。新感覚に興奮です。

 このラーメン、「味噌」なのに「洋」を感じるのです。それもそのはず、店主の室井慎二さんは元々、フランスでフレンチの修行をしていました。その味付けやスキルを生かし、スープはフレンチのブイヤベースを参考にしているとのこと。

 実際のスープ作りは、甲殻類をたーっぷり使用し、オーブンで焼くなど、本場の作り方に近い形で仕込みを行っているんだそう。濃厚感も洋風感も、そして斬新感にも納得です。

◆本気のラーメン。唯一無二の味に出会う

 以前、室井さんが友人のラーメン店開業をお手伝いしたとき、ラーメンの一杯ずつ情熱をかけて作ることができる料理スタイルにやりがいを感じ、自身もラーメン店開業を決意したんだそう。

「ラーメンは、一杯一杯自分のポテンシャルを最大限注げる。これが魅力だと思ったんです」と語る室井さん。その想いを表すかのように、店の袖看板には、店名よりも大きな文字で「本気のラーメン」と書いてあります。

 店主の「本気」が、一杯ごとにしっかり詰まったこのラーメン。本気に向き合わせてくれるこのラーメンが本当に尊い。魚介系ラーメン、味噌ラーメン、どちらのジャンルに分類しても、唯一無二の味。ここにしかない、新しいラーメンに出会ってほしい。

 ごちそうさまです。

<文/麺すすり子>

―[麺すすり子のラーメン巡礼]―

【麺すすり子】
ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員。豚骨ベースの鹿児島ラーメンで育ち、18歳で上京してラーメンの幅広さと奥深さに取り憑かれる