イランの首都テヘランのイマム・ホメイニ空港付近で、ウクライナ国際航空のボーイング737型機が墜落した現場。イランの赤新月社が公開(2020年1月8日撮影)。(c) AFP PHOTO / HO /IRANIAN RED CRESCENT

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【AFP=時事】米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は14日、イランでウクライナの旅客機が撃墜されたことについて、真偽検証済みだとする監視カメラの映像を電子版に掲載し、旅客機に命中したのはイランのミサイル2発だったと報じた。

 動画には30秒ほどの間隔を置いて2発の飛翔(ひしょう)体が発射される様子が映っており、ニューヨーク・タイムズはこれまで謎とされていたウクライナ機のトランスポンダー(管制用の自動応答装置)が作動しなかった理由について、1発目の命中ですでに機能不全になっていたことを示唆するものだと指摘している。

 ウクライナ国際航空(Ukraine International Airlines)のボーイング(Boeing)737型機は今月8日、イランの首都テヘランのイマム・ホメイニ空港(Imam Khomeini International Airport)から離陸して間もなく墜落。乗客乗員176人が死亡した。

 イラン政府は数日間にわたり、同機はミサイルで撃墜されたとの米当局の情報に基づく欧米諸国の主張を否定してきた。

 しかし、イラン革命防衛隊(IRGC)航空宇宙部隊のアミールアリ・ハジザデ(Amirali Hajizadeh)司令官は11日になって一転、ミサイルの操作担当者がウクライナ機を巡航ミサイルと誤認し、単独の判断で撃墜したことを認めた。

 公開された動画は不鮮明だが、ウクライナ機は火に包まれて空港へ向け旋回しながら落下し、間もなく墜落・爆発したとニューヨーク・タイムズは説明している。

【翻訳編集】AFPBB News

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