「テセウスの船」が19日より放送開始となる竹内涼真

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 俳優の竹内涼真が14日、赤坂のTBS本社で行われた日曜劇場「テセウスの船」制作発表会見に来場、日曜劇場初主演作となる本作へのプレッシャーや撮影について明かした。この日は共演者の鈴木亮平、榮倉奈々、上野樹里も参加した。

 雑誌「モーニング」で連載された東元俊哉による同名コミックを実写化した本ドラマは、父親(鈴木)が起こした殺人事件により身を隠すように生きてきた主人公・田村心(竹内)が、あるきっかけで事件当時である平成元年にタイムスリップ。謎に包まれてきた事件を追うさまを、家族の絆と愛を交えて描き出す本格ミステリーだ。

 「下町ロケット」「陸王」「ブラックペアン」といった日曜劇場作品に出演してきた竹内は、TBSの連続ドラマで主演を務めるのは今回が初となる。「やっとこの日が来たなという感じですね」としみじみと切り出した竹内は、「今回、日曜劇場で初主演をやらせていただいて。取材などでプレッシャーよりも楽しんで頑張ろうと自分に言い聞かせながらやっていたんですが、やはりプレッシャーはありますし、クランクインする前日は、自分でも考え過ぎちゃって眠れなくて」と述懐した。

 第1話の撮影は本当に大変だったそうで「でも大変だったからこそ、撮影をしながらチームの和みたいなものがどんどん出てきて。今は撮影が始まってから1か月くらい経つんですが、すごくいいチームでやらせてもらっているなと思いますし、自信を持ってお届けできる作品になったなと思います」と誇らしげに語った。

 一方、心の父親を演じた鈴木が「竹内くんと親子役ということで、(竹内と)身長が同じなんですよね。そして僕も(竹内と)同じ位置にほくろがあるので、自信を持って親子役をやらせていただいております」と共通点を明かすと、竹内は「知らなかった!」と驚いた表情。撮影現場ではそんな竹内に、鈴木はしっかりと寄り添っているそうで、「集中しているときは放っておきますし。困っているなと思ったら、自分ならこうするかなと言います。自分も大河ドラマをやらせてもらったときはプレッシャーで。似たような経験をしたばかりですから」と付け加えた。

 第1話では地方ロケが敢行され、竹内は「吹雪きまくっていて。あんなに寒い体験をしたのは初めて。雪が本当に痛かった」と振り返る。あまりの過酷さに、歯磨きをしていた竹内が、タオルと間違えて靴下で口を拭いてしまったこともあったそうで、「そろそろヤバいなと。きちゃったなという感じはありましたね」と話した。しかしそれだけの苦労を越えたゆえに「近年まれにみる壮大な映像になりました」と榮倉がお墨付きを与えるほどの迫力の映像になった。

 ロケでは冷たいロケ弁ではなく、温かいご飯が食べたかったという竹内。「亮平さんと一緒に地元の人がやっている料理屋さんを探して行ったんです。そうしたら帰り際に70歳くらいのお母さんに『お願いだから抱きしめて』と言われたので、抱きしめたら『最高!』と言ってもらって。それまで現場にはケータリングがなかったんですけど、3日後くらいにその料理屋さんが80人分のケータリングを出してきてくれて。抱きしめてよかったです」とコメントし、会場は大盛り上がり。

 思い出したように「亮平さんも抱きしめてましたよね」と竹内が付け加えると、鈴木は「抱きしめたね……ということは、俺(のおかげ)じゃないの?」と続け、会場は大笑い。終始、大盛り上がりの会見となった。(取材・文:壬生智裕)

日曜劇場「テセウスの船」は1月19日よる9時よりTBS系列にて放送開始