中東派遣で独自路線 トランプ大統領に歯向かう文在寅大統領の吉凶

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 イランとの対立を深める米国が中東ホルムズ海峡などで展開する有志連合の「センチネル作戦」への参加をめぐり、韓国の文在寅政権が態度を一変させようとしている。

「米国の立場と私たちの立場は必ずしも同じであるとは思わない」


 当初は前向きに検討していたものの、中東情勢が悪化したことで慎重論に傾いているという。文在寅大統領が仲介役を担った米朝交渉は暗礁に乗り上げ、トランプ大統領が5倍増を要求する在韓米軍駐留経費の負担額をめぐっても折り合いがついていない。文在寅大統領とトランプ大統領との関係はますます悪化しかねない。

康京和外相は9日、出席した国会外交統一委員会で「中東地域の国との2者関係を考慮する時、米国の立場と私たちの立場は必ずしも同じであるとは思わない」と発言。米国とイランの武力衝突に巻き込まれる懸念からだという。シャーベスタリー駐韓イラン大使は韓国メディアのインタビューに、韓国がセンチネル作戦に参加した場合は断交する可能性を示唆。イランとの関係悪化の回避も背景にあるようだ。

「そこで浮上しているのが、ソマリア沖アデン湾で海賊対処活動にあたっている清海部隊をホルムズ海峡に移動配置する案です。米国が主導する国際海洋安保構想(IMSC)指揮統制部に入らず、独自にホルムズ海峡を行き来する韓国船舶の保護をするというもの。日本同様に独自派遣という形を取って、イランへの刺激を和らげる思惑もあるようです」(在韓ジャーナリスト)

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6カ月も過ぎての方針転換に納得するのか

 しかし、米国が韓国に有志連合への参加要請をしたのは昨年7月。6カ月も過ぎての方針転換に納得するのか。

「トランプ政権は韓国政府に対し、有志連合への参加を強く要求している。先週訪米した大統領府の鄭義溶国家安保室長はホワイトハウスでトランプ米大統領と面会しましたが、予定外のセッティングだったようです。鄭義溶室長は『派兵問題に直接言及はしなかった』としつつも、『現在の中東の状況をめぐる米国側の詳細なブリーフィングはあった』と説明していた。米国から重ねて派兵を要請されたと解釈されています」(外交関係者)

康京和長官は今週訪米し、14日(現地時間)にポンペオ国務長官と会談して派兵などについて議論する予定だという。一方、14〜15日(現地時間)にはワシントンで在韓米軍駐留経費をめぐる6回目の協議が実施される。トランプ大統領の手痛いしっぺ返しが待っているのか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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