1年で最も寒さが厳しい1月〜2月は体調管理が難しい季節。体温は1度下がると代謝が12%低下するといわれています。それに、暖房の効いた室内と屋外の寒暖差は体にとって大きなストレス。これも冬場に免疫力が低下しやすい原因の一つです。

 こうした時期は温かい“スープ”で体の内側から温度を上げて、代謝や免疫力を高めましょう。最近、トレンドの“スープジャー“など手軽なアイテムも登場し、スープが簡単で身近なメニューになりました。

 そこで、今回はスープの効果を高める、お薦め野菜”ニンジン“を取り上げます。

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ニンジンの「血流改善&造血作用」で体を温める

 冬が旬のニンジンは冬の健康維持にもってこいの野菜です。

 野菜の中でも群を抜いて大量に含まれているのが、β-カロテン。活性酸素を除去して免疫力を高めて血流の改善につながる効果が期待でき、粘膜を強化して風邪などの感染症から体を守ります。造血作用もあるため、貧血や低血圧予防、冷え性改善など体を温めるために有効ともいわれています。

ニンジンをスープにするとよい理由

(1)β‐カロテンは「加熱」で吸収率が2倍に!:β‐カロテンは固い細胞膜に覆われており、生では吸収が難しい栄養素ですが、熱を加えることで細胞壁が壊され、吸収率が約2倍にアップします。しかも、加熱は10分程度でOK。これでニンジンの約8割の栄養素が抽出可能です。

(2)「皮ごと」でβ-カロテンが2.5倍に!:ニンジンに含まれる栄養価のβ‐カロテン、ポリフェノール、食物繊維、ビタミンCなどは皮に凝縮。だから、皮ごと柔らかく煮込んで食べるスープは理にかなった食べ方なんです。

(3)効率的に体温アップ、喉にも優しく乾燥する時期の風邪予防に:温かいスープで飲むことでさらに代謝が高まり体もポカポカ。温かいスープは喉にも優しいので、寒い季節に取り入れやすいメニューです。

一緒にスープに入れたい!「ニンジンの効果」をアップさせる食材3選

ゞ魅優:血流改善の最強ペア!スープで余すことなくチャージしましょう

 

 玉ネギに含まれる「ケルセチン」は解毒効果に優れ、血流改善効果があり、ニンジンと一緒に摂取することで「βーカロテン」とダブルで血流を改善する効果があります。

 ケルセチンは水溶性の栄養素なので、スープにすることで余すことなくチャージできます。

▲乾椒ΑЭ物繊維も血流改善も負けず劣らず、パワフルな根菜同士

 

 ゴボウには食物繊維だけでなく、強い抗菌力と抗酸化作用のある「タンニン」「クロロゲン酸」「アルクチゲニン」「サポニン」などのポリフェノールが豊富。ポリフェノールは異なる種類をミックスして摂取することで、ニンジンのβーカロテンの働きを助け、その効果をアップしてくれます。

 ゴボウの種「牛蒡子」は今でも漢方として、冷え性などの予防に使われているほど。ニンジンに負けず劣らず、パワフルな冬野菜「ゴボウ」は歯応えのある根菜ですが、スープにすることで柔らかくなり、量が多めに摂取できます。

 スーパーマーケットなどで売っているニンジンとゴボウの千切りが入った「きんぴらゴボウ用パック」を使うと料理の時短ができますよ!

M顱Щ號段がβ‐カロテンの吸収率アップ、タンパク質が免疫力を賦活

 

 ビタミンC以外全ての栄養素を含む完全栄養食の卵は、体の免疫力回復に不可欠なタンパク質が摂取できます。卵の脂肪分はニンジンのβ‐カロテンの吸収率をアップさせるので、血流改善や増血作用を後押しします。

 卵白には細菌の細胞壁を分解し撃退するリゾチウムという殺菌酵素が含まれており、ウイルス予防にも。半熟卵にすると消化吸収が良く、胃腸に優しいのも魅力です。

 いかがでしたか? 冬野菜「ニンジン」を主役にした温かい野菜スープで年末年始で重くなった体を優しくリセット。日常のペースを取り戻していきましょう。