イラン首都テヘランのイマム・ホメイニ空港付近にあるウクライナ機墜落現場に並べられた遺体(2020年1月8日撮影)。(c)Rouhollah VAHDATI / ISNA / AFP

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【AFP=時事】(更新)イランの首都テヘラン近郊に墜落したウクライナ旅客機について、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相は9日、イランが誤って撃墜したことを示唆する情報を複数の情報源から得ていると発表した。

 トルドー首相は記者会見で、「同盟諸国とわが国の情報機関を含む複数の情報源からの情報を得ている。証拠からは、同機がイランの地対空ミサイルによって撃墜されたことが示されている」と表明。「おそらく意図的ではなかっただろう」と語った。

 ウクライナ機は8日、離陸直後に墜落し、乗客乗員176人が死亡。死者のうち63人はカナダ人、11人はウクライナ人、3人は英国人だった。イランはこの直前、米軍が駐留するイラクの軍事基地をミサイルで攻撃していた。

 米メディア各社はトルドー首相の発表に先立つ報道で、匿名の米当局者の話として、イランの対空防衛システムが同機を誤って撃墜したとの見方が強まっていると伝えていた。

 またドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は9日、墜落については「疑念」を持っていると表明。「かなり危険な地域を飛んでいて、誰かが誤りを犯したかもしれない」と指摘していた。

 ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相をはじめとする欧米諸国の首脳は、直ちにトルドー氏の見解を支持した。

 一方のイラン当局は、墜落の原因がミサイル攻撃だったとの見方を否定。イラン政府はカナダに情報共有を求め、イラン外務省も旅客機の製造元の米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)に調査への「参加」を求めた。

【翻訳編集】AFPBB News

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