レバノン首都ベイルートで記者会見するカルロス・ゴーン被告(2020年1月8日撮影)。(c)JOSEPH EID / AFP

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【AFP=時事】(更新、写真追加)レバノン当局は9日、保釈中に日本を出国した日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告(65)に対し、レバノンからの出国を禁止したと、複数の司法筋がAFPに明らかにした。

 これによると、レバノン検察は同日、国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)が出したゴーン被告の身柄拘束を求める「赤手配書(Red Notice)」に関連し、同被告を事情聴取していたという。

 司法筋の一人は「検察がゴーン被告の出国を禁止し、日本の当局に対し、被告に関する記録を請求した」と話した。

 また別の司法筋は、ゴーン被告の「裁判記録が日本から到着するまで、被告は出国を禁止された」と明かした。

 さらに「その記録の内容に応じて、もし日本で嫌疑をかけられている犯罪によりレバノンでも訴追を要するようであれば、被告は裁判にかけられるだろう。だが、もしレバノンにおける法的措置の必要がなければ、被告は自由になる」と語った。

 レバノン司法当局は先週、インターポールからゴーン被告の身柄拘束を求める赤手配書を受領。赤手配書は、送還や身柄引き渡しなどの法的措置が取られる可能性のある人物について、暫定的に身柄を拘束するよう各国警察に求める文書で、逮捕状ではない。

 日本とレバノンは犯罪人引き渡し条約を結んでいない。

【翻訳編集】AFPBB News

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