Webブラウザのシェアにおいて、Google Chromeは圧倒的な強さを誇っている。Net Applicationsの報告によれば、2019年12月におけるデスクトップ/ノートPC向けのWebブラウザのシェアはGoogle Chromeが66.64%で第1位であり、これに8.36%のFirefox、7.44%のInternet Explorer、6.74%のEdge、6.02%のSafariが続いている。しかし、JavaScriptを使った開発の初期段階で使われるWebブラウザの割合は、この状況とは異なっている。

State of JavaScriptがこのほど、2019年におけるJavaScript関連の調査結果「The State of JavaScript 2019」を公開した。開発初期段階で使われるWebブラウザの調査結果が公開されており、Google Chromeが60.2%で、第1位はブラウザシェアと同じだった。しかし、28.8%でFirefoxが第2位となっており、さらに7.6%のSafari、3.4%のEdgeが続く結果となっている。

開発初期段階におけるWebブラウザ利用割合 - 資料: The State of JavaScript

JavaScriptを使った開発の初期段階で、Firefoxの利用率が高い点が注目される。現在のように、Firefoxは他のWebブラウザが開発ツールを提供する前から、アドオンベースで開発環境を提供してきた。こうした状況が開発ツールとしてFirefoxが使われる状況を生んでいる可能性がある。

一方、Internet ExplorerとEdgeはPCにおけるシェアに対し、開発の初期段階での利用率がかなり低い。ユーザーが利用するWebブラウザとしてテストには使われても、開発向けのツールとしては認識されていない可能性がある。

The State of JavaScript 2019の調査に協力したユーザーは2万1717名で、世界中のJavaScriptユーザーが回答している。最も多いのは米国の4509名で、これに英国の1227名、フランスの1056名、ドイツの967名、カナダの757名が続いている。日本からは118名から回答があり、全体の0.6%ほどとされている。

The State of JavaScriptの調査は2016年から実施されており、JavaScript関連の技術流行がどのように変化しているかが示されている。