新年最初の放送ということで、この話題はお約束なのだろう。東京・豊洲市場の5日(2020年1月)のマグロの初競りで、今年もすしチェーン「すしざんまい」を展開する「つきじ喜代村」が、青森・大間産の276キロのクロマグロを1億9320万円(1キロ当たり70万円)で落札した。そのマグロの大トロの皿とともに、木村清社長がスタジオに登場した。

さっそく握って、コメンテーターたちに振舞われる。1貫あたりにすると6万円。お笑いコンビ「髭男爵」の山田ルイ53世は「ふふふふ・・・ルネッサ〜〜ンス! めちゃめちゃうまい。トロけるというけど、たしかにそうです」とテンション上がりっぱなしである。

「一番マグロ」釣り上げた漁師の手取りが半分のワケ

これを「すしざんまい」では398円と通常と同じ値段で出すという。大赤字のはずだが、どうやら元はちゃんととれているらしい。第一生命経済研究所の永濱利廣氏によると、超高額落札の話題がテレビなどでたびたび取り上げられ、そのCM費用効果は2億7000万円にもなるという。なるほど、これならおつりがくる。

もっとも、木村社長は「そんなセコイことは考えていない。一番おいしいものをお客さんに食べていただき、金メダルと銀メダルは違うことをわかっていただきたいだけです」とだみ声で息巻いた。

キャスターの立川志らくは「社長は興奮しちゃって、なに言ってるかわからない」と大笑いだ。

では、この「一番マグロ」を釣り上げた大間の漁師・山本昌彦さんには、いくらぐらい入るのか。約1億7700万円だという。「おととし買った新しい船のローン返済にあてます。よかったあ〜」とにこにこ顔だ。

ところが、公認会計士・税理士の森井じゅんは「でも、所得税と住民税で(手取りは)半分ぐらいになります」と、身も蓋もない話になった。

カズキ