「野党新党」に日本共産党が協力(C)共同通信社

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 安倍内閣の支持率が下落傾向の今、解散総選挙をすれば自公が現有の314議席(自民285、公明29)からの大幅減は確実だ。

首相の4選に逆風 国民の大多数は「もういいよ安倍首相」

「最低でも30減。50近く減らす可能性もある」と言う政治評論家の野上忠興氏は、その理由をこう話す。

「公明党の集票能力が落ちている。1選挙区当たりの公明票は1万7000票強です。前回、次点との得票差が1万票以下だった自公候補は17人、1万5000票以下まで広げると34人。この人たちは危うい。前回、野党が統一候補だったとして計算すると60人が敗北、得票差1万5000票以下ならさらに31人増える。東京では、萩生田文科相や下村元文科相、菅原前経産相も盤石ではありません」

 改憲勢力3分の2を失うのは間違いなく、安倍首相の悲願の改憲は絶望的だ。

「自民は60〜70減らし、単独過半数(233)を割り込むこともあり得る。そうなれば安倍首相退陣です」と言うのは政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏。立憲民主や国民民主などが「新党」となり、「共産党は全面的に選挙協力する」と鈴木氏はみる。1選挙区に2万〜3万票を持つ共産が野党統一候補を支援すれば「それだけで20〜30はひっくり返る」。さらなる大幅減のポイントは、自民党の政党支持率が急落していることだ。

「内閣支持率の上下はあっても自民党支持は安定していたが、『桜を見る会』問題など国会で第1党の役割を果たさず、ヒラメのように安倍首相を守っているだけの状態に、世論の厳しい目が向けられています」(鈴木哲夫氏)

 鈴木氏の現時点での議席予想は、自民223、公明28、維新10、「野党新党」180、共産12、れいわ6、無所属6。

 政権交代までいくには、「野党が社会保障や経済政策で政権のリアリズムを打ち出せるか」(鈴木哲夫氏)だという。