「上空1500メートルの気温」はどう測っているの?
[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2019年12月18日放送の「コスギン質問箱」のコーナーで、上空の気温の計測方法について紹介していました。
天気予報で「上空1500メートルの気温」や「上空5000メートルの気温」といった言葉を耳にすることがあると思います。この温度、一体どうやって測っているかご存知ですか?
上空気温の意外な測り方
気球を飛ばして観測していた
実は「気球」を使って観測しています。
気球といえども、見た目は風船のように丸く、1本の長い紐がついている物。その紐の真ん中にはパラシュート、一番下に観測機器がついています。風船を飛ばし、その計測機器から無線でデータを送っているそうです。
日本では16箇所の地点、世界ではおよそ800箇所で高層気象観測を行っていて、日本時間の午前9時と午後9時に、全観測地点で同時に気球を飛ばしているというから驚きです。同時に飛ばすことで、より正確な気温を計測しているそうです。
さらにこの気球、上空3万メートルまで飛んで行きます。3万メートルまで行くとの気圧の影響で風船が割れ、地上に降りてきます。地上といってもほとんどが海に落ちているので、人に当たるということはないそうです。
万が一見つけた際は、気象庁に返却してくださいとのことでした。
(ライター:rin.)