「反日カード」の効果激減…八方塞がりの文在寅大統領 起死回生に妙案ナシ

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 経済低迷、膠着する南北融和、戦後最悪の日韓関係、米国との軋轢、そして側近「タマネギ男」のスキャンダル……。韓国の文在寅大統領にとって2019年は逆風にさらされた厳しい1年だったが、締めくくりのメッセージは妙に明るいものだった。

「災い転じて福となるきっかけとなった」と自己評価


 文在寅大統領は30日、今年最後の首席秘書官・補佐官会議を大統領府で開催。「多くの困難の中でも希望の芽が出た、やりがいのある1年だった」と振り返り、「今年より良い来年を約束できるのは国民の努力のおかげ」と語った。元徴用工訴訟に端を発した安倍政権による対韓輸出規制については、「日本の不当な輸出規制で厳しい状況が来る可能性があったが、むしろ災い転じて福となるきっかけとなった」と評価。「中核素材と部品の国産化や産業育成など、誰も揺るがすことができない強い経済の礎を築く機会にすることができた」と自画自賛だった。

 1年3か月ぶりとなる日韓首脳会談が12月下旬に開催され、その直前には韓国経済の屋台骨である半導体製造に欠かせない輸出規制対象の3品目のうち、1品目の規制が緩和された。

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『反日カード』はもはや効果を持っていない

 「対日関係における文在寅政権の最大の目標は、輸出規制が発動された7月以前の状態に戻すこと。対立が深まるほど、国内経済へのダメージは深刻になる。レームダック化した歴代政権が利用してきた『反日カード』はもはや効果を持っていないことが世論調査などでも表れてきています。日本に強く出ても支持率が跳ね上がることはない。むしろ、国民が求めているのは景気回復です。政権浮揚のために安易に『反日カード』を切って経済がさらに低迷するような事態になれば、世論の反発を招くだけ。対日融和が現実的な選択肢なのです」(韓国メディア関係者)

 支持率アップのエンジン役を担ってきた南北融和は膠着。文在寅大統領が仲介役を買って出た米朝協議は暗礁に乗り上げ、イライラを募らせる金正恩朝鮮労働党委員長が暴発するリスクが懸念されている。米朝協議をめぐり、金正恩委員長が一方的に期限を区切った年末まで残り時間はごくわずかだ。「今年よりより良い来年」に具体的なビジョンは果たしてあるのだろうか。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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