40代半ばで、もう成人の長女、20歳の長男、と末っ子の次男を育てた元祖美少女の後藤久美子がゲスト。某女流作家が自分のコラムかなんかで、彼女のことをケナしまくっていたが、とんでもない。それは醜女(しこめ)の僻みである。久美子は相変わらず美しく、地味でシックな洋服を着て、落ち着きに満ちていて素晴らしかった。スタジオには日本でタレントをやっている長女もいたが、とてもママの足元にも及ばない。いい妻の生活を続けてきたのだ。
印象的だったのは久美子実家の母親とフランス人の姑が同い年で、母親が「貴女はいいお姑さんに恵まれてよかった」と言ったとか。浮ついたタレントではなく、久美子自身がきちんとした家庭で育てられた女性だということが滲みでている。心配なのは長男が父親のジャンと同じくF1レーサーになったこと。夫の場合は心配しないのに息子がレースに出ると心配で心配で仕方ない。母親なのだ。
15歳の時にマドンナで「男はつらいよ」に出て、今回また、「寅さん」の新作に出演している。渥美清のことを激賞していたが、かつての渥美との映画のシーンをVTRで見て、涙ぐんだ久美子。中年になっても、感受性豊かな女性らしい。話は違うが、80ウン歳の黒柳徹子は何時まで経っても白髪にならず、しかも地毛だと主張している。バケモノだ。脚はいささか衰えて、ステージではヨタヨタしているが、座ったままの「徹子の部屋」は彼女にお誂え向き。(放送2019年12月24日12時〜)

(黄蘭)