コロンビア戦の敗戦をキッカケに…主将・中山雄太がチームに意識させた“A代表の経験”

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 キリンチャレンジカップ2019が28日に行われ、U−22日本代表とU−22ジャマイカ代表が対戦。開始早々の中山雄太(ズヴォレ)のゴールを皮切りに、9得点を挙げる猛攻で年内最後の代表戦を完封、大勝で終えた。

 主将を務める中山は5分、FKを左足で鮮やかに決めて、チームを勢いづかせる先制点をもたらしたが、「自信はありました。(安部)裕葵との会話の中で『蹴らせてほしい』と伝え、すんなり譲ってくれました。あまり多くは考えず、自信を持って蹴って、気持ちで入ったゴールだと思います」と振り返った。

 その中山が繰り返し話したのはジャマイカ戦へ向けての準備。「今回は久々の選手や初めての選手、様々な選手がいる中で、プロセスという面はこだわってやっていこうという部分もありました。1試合だけですが、結果が出たことについては、やったことが間違いではなかったと思います。次の活動でどう積み上げるかが大事なので、うまく切り替えていきたいです」と、あくまで1試合の結果が出ただけの中の成果であることを強調しながら、手応えを口にした。

 チームとしてもミーティングをじっくり行って共通意識を持って試合に臨んだが、中山はA代表での経験を還元できたとも話し、「自分の思っていることを遠慮せずに言い合うというだけのことを伝えただけです。そういう習慣をつけたいです。これは(11月の)コロンビア戦の敗戦がキッカケで考えて。幸い僕はA代表に何回か参加させていただいて、A代表の選手はそれが当たりまえだったので、まずはそういうところから始めようと」した成果と話す。

 早々の先制点や対戦相手の動きがよくなかったこともあり、大量得点を奪っての勝利となったが、「少なくとも、今回呼ばれていない選手は何かを感じてもらえる試合だったと思います。この世代にとって、いろいろな選手が代表に呼ばれて結果を出すことはすごくいいことだと思うので、僕もその競争にしっかりと勝っていきたいです」と、好刺激を得られる結果だったと振り返る。

 2019年の試合を終え、いよいよ五輪イヤーに突入する。「試合前にどれだけチームとして共通意識を高めて準備をしていくかが、チーム力になる。どんな選手が選考されてもこういう試合がついてくれば、五輪代表として積み上げが上がってくるのではと思っています」と、今後へのヒントも掴んだようだ。