ぴあスマートフォンアプリは、20〜21日に公開した作品の「ぴあ映画初日満足度ランキング」を発表しました。

 

第1位は、2016年に大ヒットした傑作アニメーションに、片渕須直監督が新たなシーンを追加した新作「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」。第2次世界大戦期の広島で暮らす市井の人々の日常が描かれています。堀越耕平の人気コミックを原作にしたアニメシリーズの劇場版「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」が第2位に。2010年に公開され、日本でも大ヒットを記録した長編アニメシリーズの第3弾「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」が第3位となりました。

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(C)2019こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 出典画像:プレスリリースより

 

1位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』95.3点
2位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』93.1点
3位『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』92.3点
4位『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』92.1点
5位『THE UPSIDE/最強のふたり』88.8点
6位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』88.0点
7位『サイゴン・クチュール』86.3点
8位『テッド・バンディ』83.6点
9位『冬時間のパリ』78.5点

 

1位の「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」には、次のような意見が寄せられました。「新たなシーンがかなり追加されていて、今回は人にスポットが当てられているので、より心情が伝わってきて、特に夫婦の関係性に泣けた。戦時中の暮らしの情景が描かれているので、どの世代の人が観ても感動すると思う」(37歳・男性)。「新カットが多くて、前と重なるところもあるけれど新しく感じた。前回はさらっと描かれた部分を掘り下げていて感情移入したし、いろいろ感じることもあった。戦争映画だけれど、当時の暮らしぶりが垣間みえて、私たちの日常と何ら変わりはないなと思った」(29歳・女性)。「前作ではわからなかったことや明かされなかったところが、今作を観たことで理解できて、ストーリー的に辻褄が合ったので、スッキリした。主人公のすずさんの悩みや考えを掘り下げて描くことで、作品により厚みが出ていた」(57歳・男性)。

 

2位の「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング」には、「もともと原作が好きだったので観にきた。原作との違いが多くて意外な展開もあったが、そこがまたおもしろかった。小学生の高学年くらいから楽しめる内容なので、原作を観ている人にはぜひ観てほしい」(33歳・男性)。「全キャラクターに活躍のシーンがあって楽しかった。キャラに個性があって王道の少年漫画っぽい。その王道をあえて追求しているようなところが一周まわって新しいと思う」(32歳・女性)。「あまりにも展開が熱すぎて、原作はこれからどうなるのだろう?と心配になるくらいだった。みんなが自分の限界に挑戦していて、映画ならではの迫力あるシーンが観られた」(27歳・男性)などの意見が寄せられました。

 

3位の「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」の感想は、「お話しがおもしろくて続きが観たくなるような終わり方でした。ヒックもトゥースも他のキャラクターもみんな可愛かったです。表情が細かいから、気持ちがさらに伝わってきて感動したのだと思います」(10歳・女性)。「原作小説が好きで、家族で作品のファンなので観にきました。キャラクターの活き活きした様子にエネルギーをもらえる映画です。子供と一緒に来ましたが大人ばかりだったので、もっと子供たちにも観てほしいと思いました」(50歳・女性)。「アニメは普段あまり観ないし、前作も知らないが、評価が高かったので気になって観に来た。大人も楽しめるし子供も楽しめる、とっつきやすい内容だった。ドラゴンと人間の関係性や絆が見どころ。上に立つ者によってその世界が良い方向へと変わっていくことを感じられる良い作品だった」(60歳・女性)といったものでした。

 

ぴあ映画初日満足度調査は、ぴあが公開初日に映画館で出口調査を実施し、 観客へのアンケート調査をもとに独自で集計した満足度をランキング形式で発表するものです。