球場で野球観戦をする際の醍醐味といえば、実際のゲーム以外にも球団オリジナルのフードメニューやお酒、球団マスコットやチアリーダーのダンス、ラッキーセブン時のジェット風船などなど。あげればきりがないほどたくさんある。

 

中でも、「始球式」を楽しみにしているファンもけっこう多いのではないだろうか? 芸能人、地方の有名人、他スポーツのアスリートなど、始球式は近年ますます豪華になっている傾向がある。2019年もたくさんの始球式が行われたが、中にはついつい笑ってしまうような珍始球式もあった。

 

 

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Always gotta be on your toes.

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まずは、「史上最低」との呼び声も高い珍始球式。MLBのホワイトソックス対ロイヤルズ戦での一幕だ。始球式を担当したのは、ホワイトソックスの球団職員。なんでも、月間の優秀職員に選ばれたことからメジャーリーグのマウンドに上がることになったのだという。そんな晴れの舞台で、まさかのハプニングが起きてしまった。キャッチャーに向けて投げたボールは、なんとマウンドの横で始球式を撮影していたカメラマンにぶつかってしまったのだ。このまさかの出来事に、スタジアム全体はもちろんSNS上でも「爆笑コメント」が飛び交うなど大きな話題となった。

 

 

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Just a bit outside.

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続いてもMLBでの面白始球式。レンジャーズ対カブスの試合で始球式を努めたのは、まさかの恐竜。どうやって投げるのかと観衆が疑問に思うなか、恐竜は口に入れたボールを前方に落とすだけという前代未聞の「ショボい」ピッチングを披露したのだ。なぜ恐竜が選ばれたのかは不明だが、実にアメリカらしいユーモアに溢れた始球式となった。

 

最後は、日本の面白始球式。日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズの1戦に登場したのは、貞子。「あの映画」に登場する、日本を代表するホラーアイコンだ。これまでにも複数回始球式に参加してきたという貞子だが、今回の彼女はレベルが違う。観衆が見守る中、投じた1球は推定98km/hのナイスピッチ。その本格的なピッチングフォームもあいまって、驚きの声があがったのだ。

 

この他にも、2019年にはたくさんの個性的な始球式が行われた。タレントによる球速チャレンジなど、日本ではどんどん内容が豪華になっていく始球式。2020年には一体どんな内容の始球式が登場するのか、野球ファンは密かに楽しみにしておこう。