井上尚弥【写真:荒川祐史】

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2019年もまもなく終了、米ヤフースポーツが2010年代のPFPをランク付け

 ボクシングの世界バンタム級2団体王者・井上尚弥(大橋)。権威ある米専門誌「リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新ランクでは3位に評価されるモンスターだが、米ヤフースポーツは2010年代のPFPを格付け。井上は9位で堂々の10傑入りを果たしている。

 2012年にデビューし、8年目となった井上。今年は5月にWBSS準決勝でエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に2回1分19秒で圧巻のTKO勝利を収めると、11月の決勝では元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との死闘の末に判定で勝利。見事にバンタム級の頂点に立ち、2本のベルトを手にした。

 この活躍でリング誌のPFPは3位まで上昇。いよいよトップが見えてきた。一方で米ヤフーは年末企画として、過去10年のPFPトップ10を発表している。

 リード文では「パウンド・フォー・パウンドの王者を決めることはただでさえ至難の業である。10年間の中で決めようとするのも難しい。これは主観的なことであり議論の余地がある。本当の答えというわけではないが、ファンと専門家の意見を一旦忘れて決めてみようと思う。2010年代はスポーツ界にとって本当に黄金の時代だった。遺産と伝説が生まれた。そして誰がこの10年間で最高の選手なのか、これが我々の決めたトップ10の選手たちである」と前置きしたうえで、10人の名前を並べている。

1位はメイウェザー、2位はウォード、アジアからはパッキャオと井上

 錚々たるレジェンド級ボクサーの中で「ナオヤ・イノウエ」の名前も9位に登場。こう寸評をつけている。

「古いボクシングのことわざで『試合時間が伸びてもファイトマネーは増えない』という言葉がある、それを2010年代の井上によって強く実感することとなった。もし観客がまばたきしていたら、もう試合は終わっているし、同様に対戦相手がまばたきでもしていたら、一瞬で倒されるだろう」

 記事では井上が何度も繰り返してきた秒殺劇を評価。そのうえでドネア戦にも脚光を浴びせ、「11月のドネアとの素晴らしい戦いでは、26歳のイノウエは12ラウンドの末に勝利を収めた。伝説がさらに強まった12ラウンドであった。4月にラスベガスでこのスーパースターの戦いが見られるだろう」と注目している。

 日本からは唯一の選出。アジア圏でも8位のパッキャオと2人だけだ。まだ26歳の井上。2020年からもまた新たな衝撃を届けてくれそうだ。

【米ヤフー選出2010年代のPFP10傑】
1位フロイド・メイウェザー(米国)
2位アンドレ・ウォード(米国)
3位ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
4位サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)
5位テレンス・クロフォード(米国)
6位ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)
7位ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
8位マニー・パッキャオ(フィリピン)
9位井上尚弥
10位オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)(THE ANSWER編集部)