U-22日本代表MF松本泰志(広島)

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 年内ラストマッチまで、あと3日。「ピッチ上で自分の良さをどれだけ出せるか」。U-22日本代表MF松本泰志(広島)は、アピールを成功させようと静かに闘志を燃やしている。

 今季は浮き沈みの激しい一年となり、「こんな経験をできる選手はなかなかいないと思う」と振り返る。所属する広島では開幕スタメンを勝ち取るだけでなく、その後も先発に名を連ねた。そして、6月のコパ・アメリカに挑むA代表に初選出。順風満帆かと思われたが、コパ・アメリカで出場機会をつかめずに帰国すると、広島でもポジションを失った。帰国後に先発出場した試合はなく、ピッチに立ったのは途中出場で2試合。わずか36分の出場だった。

「自分的にもメンタルがガクって来ているのが分かった。そこを保てれば、また違ったシーズンだったと思う」

 年内ラストの活動となるU-22日本代表の長崎合宿に選出されると、26日の紅白戦では主力組に入ってプレー。ボランチでMF中山雄太(ズウォレ)とコンビを組むと、「相手のFWとシャドーの間で受けて前を向くことを意識した」。ボールに積極的に絡み、縦パスで攻撃をスピードアップさせるなど、自身の持ち味を発揮した。

「運動量や守備の部分、ボールをたくさん受けることや間に顔を出すこと。あとは縦パスだったり、攻撃の起点になることは求めれている。運動量や起点になることは自分の良さだと思うので、自分の良さを最大限に発揮してアピールしたい」

「近付くにつれて思いは強くなる」という東京五輪まで約7か月。サバイバルレースを生き残るためにも、U-22ジャマイカ戦のピッチ上で自身の存在価値を改めて証明する。

(取材・文 折戸岳彦)