ANAは12月25日、観光型MaaS(Mobility as a Service)の提供に向けた取り組みを開始すると発表した。「観光型MaaS」とは、スマートフォンなどを活用し、観光エリアまでの航空、鉄道や高速バスなどの1次交通、観光エリアにおけるバスやタクシーなどの2次交通、観光施設や宿泊施設などの検索・予約・決済を統合したサービスを提供するもの。

ANAの「観光型MaaS」の取り組みの概要

これに伴い、2020年6月頃から、JR九州や宮交ホールディングスなどの交通事業者、自治体、観光団体と協力し、宮崎県および大分県(由布院)で実証実験を開始する。

宮崎県の実証実験では、MaaSアプリとして「my route」を利用する予定。「my route」はトヨタ自動車が開発したマルチモーダルモビリティサービスで、公共交通、自動車、自転車、徒歩など、さまざまな移動手段を組み合わせてルートを検索し、必要に応じて予約・決済までサポートする。

「my route」の画面

参画企業に関わるデジタル乗車券予約・アプリ内決済などの地域交通への対応、観光施設の入場券等のデジタルチケット販売なども検討していく。

大分県湯布院の実証実験では、小田急電鉄が開発しているオープンな共通データ基盤「MaaS Japan」を活用したMaaSアプリを利用する。同アプリは、鉄道やタクシー、バスなどを組み合わせた複合経路検索、検索結果から連携しているアプリ・サイトでの予約・決済が可能なほか、交通サービスの利用券や観光施設への入場券などの販売機能も備えている。