「6つの視点から読み解く、合成生物学はこうして地球を“回復”させる!:MEND THE EARTH#2」の写真・リンク付きの記事はこちら

マイクロプラスティック、公害物質、地球温暖化ガス──。いまや人間が地球に残した「爪痕」はそこかしこに拡がっている。人間の活動がもたらした環境破壊、そして崩れつつある生態系をテクノロジーは打開することができるのだろうか?

現在、急速な発展を遂げる「合成生物学」は、創薬をはじめとする人間の進歩のためだけでなく、ダメージを負った地球を回復させる新たな手立てとなりつつある。すべての生命を、遺伝子の檻から解き放つ合成生物学。これを環境問題解決に応用する際の手法として主に考えられるのが、「微生物の特性を実用的な目的で工学的に操作すること」だ。

人の手によって操作された微生物が“仕事”をするのに必要となるエネルギー源は、再生可能な栄養分。つまり合成生物学の環境問題への応用は、クリーンでサステイナブルな解決法だといえるのだ。いま世界中で進んでいる、合成生物学の応用事例を「農業改善」、「食糧問題」、「環境汚染」、「生物多様性」、「エネルギー」、「マテリアル」の6つの視点から紹介しよう。