ディズニー、名誉回復なるか?トム・ハンクス主演映画『ターナー&フーチ/すてきな相棒』をドラマ化

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潔癖症の男としつけの悪い犬という凸凹コンビが殺人事件を解決する、トム・ハンクスが主演した1989年のアクションコメディ映画『ターナー&フーチ/すてきな相棒』が、ディズニーの新配信サービス「Disney+」でドラマ化されることになった。米Deadlineが報じている。

『ターナー&フーチ/すてきな相棒』の主人公は、殺された知人の犬フーチを預かることになった潔癖症の警察官スコット・ターナー。綺麗好きなターナーに対して、フーチは行儀が悪いわヨダレを垂らしまくるわでターナーは辟易してしまうのだが、そんな凸凹コンビが殺人犯を見つけるべく捜査することになる...というストーリーだ。

今から30年前に公開された映画版は製作費1300万ドル(約14億円)に対して全米興行収益7100万ドル(約78億円)の大ヒットを記録。トムのほか、メア・ウィニンガム(『アメリカン・ホラー・ストーリー』)、クレイグ・T・ネルソン(『ゴールド/金塊の行方』)、レジナルド・ヴェルジョンソン(『ハート・オブ・ディクシー ドクターハートの診療日記』)らが出演していた。

『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』『scrubs 〜恋のお騒がせ病棟』といったドラマや映画の中で引用されることも多い『ターナー&フーチ』。しかし、殺人犯を捕まえる際にフーチが犯人に撃たれて死んでしまうことから、「動物を死なせたディズニー映画」という不名誉なレッテルを張られてもいる。ドラマ版でそのレッテルを払拭することができるのだろうか。

ドラマ版で脚本・製作総指揮を担当するのは、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』や『X-MEN』のスピンオフドラマ『The Gifted ザ・ギフテッド』でクリエイターを務めたマット・ニックス。現時点では、ドラマシリーズが映画版に忠実に再現されるのか、大幅にキャラクターや設定が変更されるのかは不明だ。なお、『ターナー&フーチ』のドラマ化企画が浮上したのは今回が初めてではなく、1990年7月に米ABCでパイロット版が製作されたがシリーズ化には至らなかった(ちなみにそのドラマでターナー刑事を演じたのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのビフ・タネン役で知られるトーマス・F・ウィルソン)。

「Disney+」ではこのほかにも、TV映画『ハイスクール・ミュージカル』シリーズのドラマ版、『スター・ウォーズ』シリーズ初の実写ドラマ『The Mandalorian』、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚スピンオフなどが製作されている。(海外ドラマNAVI)

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当時33歳のトム・ハンクスが主演した『ターナー&フーチ/すてきな相棒』
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