筆者は新卒でWeb系のベンチャー企業に入り、現在、4年目を迎えました。業務としては、マーケティングとお客さまへの提案活動をメインに行っております。本連載では、そんな4年目の自分が実践してタメになると感じたビジネスの手法などをお伝えしていきます。今回のテーマは「セミナー」です。皆さん、セミナーに参加しただけで、終わっていませんか?

○セミナーを受けた後、どうすればビジネスに生かせるのか

皆さんはこの1年で何回セミナーに参加して、そこで得たモノを何回アウトプットしましたか?

アメリカ国立訓練研究所の研究で、学習方法と定着率の関連を表した「ラーニングピラミッド」によると、他の人に教えることで、学習の定着率が90%になるとのことです。

アメリカ国立訓練研究所のラーニングピラミッド

大事なことは、いかにセミナー内容を実際の行動に生かせるかですが、そのためには要点をしっかり把握してアウトプットする必要があります。でも、忙しくなるとアウトプットを行う時間もなかなか取れなくなってしまいますよね。

そこで、そうした時に筆者が行っている意外な方法を紹介します。それは「Twitter活用法」です。

○Twitterは優れたビジネスツール

ここで、セミナーを開催する側に立って考えてみます。もちろん、セミナー開催の目的には、自社製品の紹介、潜在顧客の発掘などが含まれていますが、開催する側も人間です。自分が伝えたい内容を聞いた人たちに実際に行動してもらいたいと思っています。

とある人の話によると、あることをやりたい!と思っている人が10,000人いたとすると、その中で実際に始める人は100人で、それを継続できる人はたったの1人だそうです。

つまり、「やりたい」と思った人の中で継続している人は、10,000人に1人ということになります。

実のところ、皆さんも「聞いただけ」というセミナーを経験したことがあるのではないでしょうか。

これは、かなりのミスマッチです。セミナーを開催する側、参加する側、どちらも時間とお金を投資して同じ場を共有しているのに、これでは悲しすぎます。そこで、Twitterの活用を提案したいのです。

「Twitterなんてやってないよ」という方は、すぐにアカウントを作成することをおすすめします。5分でできます。

Twitterアカウントを取得したらやっていただきたいことは、まず、「自分に関係している」「関心のある」分野の第1人者をフォローすることです。これで、自分のTwitterのタイムラインにフォローした人がツイートを行った内容が表示されるようになります。

第1人者の生の声を聞けるわけですから、言い過ぎではなく、下手な本を読むよりもよほど有益です。

○話を聞いたらその場でTweetしよう

できれば、セミナー中はPCやスマートフォンを開いておき、「ここが大事」というポイントでツイートすることがおすすめです。

難しいようであれば、セミナーが終わったら間を空けずに、PCやノートでメモした内容をザッとまとめてツイートします。これだけです(いいなと思ったことは、ハッシュタグをつけてどんどんツイートしましょう)。

ただし、セミナーによってはツイートNGの場合もありますので注意してください。

○なぜ、こんなことを行うのか

なぜ、わざわざTwitterでツイートする必要があるのでしょうか。

それは、アウトプットを能動的に行うことができるからです。セミナーは基本的に受動です。そのため、聞いただけになりがちで、寝たら忘れてしまいます。

そこで、セミナーで感じたこと、知ったことなどを能動的にアウトプットすればいいのです。

会社によっては、セミナーの参加に伴い、レポート提出を求められることもあるでしょう。その場合、形式を気にしたり、変なことを書かないよう余計な気遣いをしたりなどする必要があるため、アウトプットに時間がかかります。

筆者は、セミナーを受けて行動に移せるかどうかは、当日で100%決まると思っています。そのため、手軽にアウトプットができるTwitterが丁度いいのです。

セミナーを聞いた日にツイートも発信もせずに寝てしまったら、投資した時間とお金は無駄にしたも同然です。

そして、良いセミナーだと思ったら、その発表者をTwitterでフォローすれば、こぼれ話やより深い話が出てくるかもしれませんし、コメントやメッセージを送れば直接会話もできます。

Twitterって、すごいツールですよね。活用しない手はないです。

今回は、イベントやセミナーに参加した後の行動について、Twitterを活用する方法を紹介しました。アウトプットは本当に大事です。今は1人1台スマートフォンを持っている時代になりましたので、アウトプットのハードルはゼロになりました。

「私なんかが世の中に発信しても……」と思う方もいるかもしれませんが、安心してください。

有名人ならともかく、世の中はそこまで他人に興味を持っている人は多くありません。自分のために発信を続けてください。ちなみに「Twitterをやっている」「自分の感じたことを発信している」ことは若者にも受けがいいです。

著者プロフィール

○穂苅智哉

プライム・ストラテジー株式会社 マーケッター

大学卒業後、2016年4月から新卒としてプライム・ストラテジー株式会社に入社。

Webサイト構築や超高速CMS実行環境『KUSANAGI』を使ったサーバー保守を提案しお客様の課題解決に従事。

コンサルタントとして提案から進行を経て、マーケティング部に異動。マーケッターとして、デジタルマーケティングや広告運用、イベントの登壇、コラム執筆などを行っている。

モットーは「あらゆることに興味をもち、原理原則を理解し、主体的に今を全力で生きる」