「森保監督なりに考えた結果だと思います」と監督への理解を示すJFAの田嶋幸三会長。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 12月18日に、釜山アシアドメインスタジアムでE-1選手権の日本代表対韓国代表が行なわれ、0−1で日本が敗戦を喫した。E-1選手権は2勝1敗で2大会連続の2位、目の前で韓国に3連覇を達成されるという結末になってしまった。

「勝てなかったことは残念ですけど、来年に繋げる試合にしなければいけないと思っています」とJFA(日本サッカー協会)の田嶋幸三会長は試合を振り返る。また森保一監督については、「いろんなところに気を使っているのは分かりますし、この戦術にアダプトする選手なのかどうか、そういうのも一応に試しているんだなというのは理解できました」と信頼を口にした。

 日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA、ジーソミア)の条件付き延長により、辛うじて関係性を保っている日韓両国だが、日本の対韓輸出規制やそもそもの発端となっている、いわゆる徴用工問題など、日韓関係はかつてない程の緊張感に包まれている。そんな状況下での”日韓戦”だっただけに、田嶋会長もスポーツとしてクリーンに戦えたことに安堵のコメントを発した。
 
「政治的にいろんなことが起こっていたわけですけど、サッカーの中では絶対に起こさせたくないということで、KFA(韓国サッカー協会)、JFAともにそこはしっかりと準備をしました。これから何があるかは分からないけれども、これまでそういう政治的な事が入ってこなかったということに関しては、素晴らしかったと思うし、スポーツの、ピッチの上でサッカーを通して戦えてたとうことは、良かったと思います」

 一方で、昔から激戦必至のライバル対決だけに、物足りなさや改善点も口にした。

「今日のところは開始15分にわっと来られた。これは今までも韓国がやってきたやり方。その辺しっかり学ぶべきだし忘れてはいけない。来年の五輪含めそういうところをしっかりと戦えないと厳しい」

 ライバルに喫した敗戦から何を学べるか。日本代表の真価が問われている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部