表彰式で選手たちとともに歓喜の表情を見せた高倉監督。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[E-1選手権]なでしこジャパン1-0韓国/12月17日(火)/釜山

 課題の見えた内容ながら、指揮官も素直な感情を隠さなかった。

 なでしこジャパンはE-1選手権最終戦で、韓国を終盤87分の籾木結花の決勝PK弾で、1-0と破り3戦全勝で同選手権4大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 試合直後のフラッシュインタビューや、その後の監督会見でも高倉麻子監督は「もう少し自分たちのリズムで運べれば良かったが…」と反省の弁も述べた一方で、「なかなか思った通りにいかないなかでも、粘り強く戦って、PKでの得点でも勝利をもぎ取ったのはチームの成長を感じる」と語り、選手たちの奮闘を称えた。

 課題はやはり攻撃面。韓国戦では、エースの岩渕真奈や司令塔の長谷川唯の負傷離脱というアクシデントを乗り越えてのタイトル獲得となったが、「自分たちの課題はバイタルから前の“得点を獲る”というところ」とズバリ言い切る。敵陣ゴール前までボールを運びながらチャンスを活かし切れない展開は、五輪に向けた大きなテーマとして残った。

 ただし、会見後の囲み取材で高倉監督はこうも言っている。
「アジアでは、アジアカップやアジア大会も獲りましたけど、今日のE-1の優勝はやたら嬉しかったなと」。続けて、「ワールドカップで負けて以降、その悔しさはチームの根底にあって、今日も我慢しながらのなかで、PKではありましたけど、勝ち切るチームになりつつあることが非常に大きな自信になります」と語り、今夏の悔しさを経て、選手たちが苦しみながらも勝ち切る強さを示したことに手応えを感じたようだ。

「これで終わりじゃないですけど、いい刺激になったかなと思います」と指揮官。勝利というこれ以上ない栄養を糧に、東京五輪へと突き進む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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