香港戦に臨んだ日本代表(写真:ロイター/アフロ)

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16日、日本代表はE-1選手権最終戦、韓国戦に向けてトレーニングを行った。斉藤俊秀コーチの下、攻撃のパターンを1つずつ丁寧にトレースするなど、今回のチーム作りも大詰めを迎えている。

選手たちはポジション争いが続いており、それはGKも変わらない。合宿初日には「(競争は)楽しみです」と笑顔で語っていた最年少の大迫敬介も、厳しい表情になった。

緊張した面持ちに見えると言われて大迫は「そうですね」と頷き、自問自答しながら質問に答えた。

「1試合(香港戦に)出られたことで味方との連携もより深まったと思いますし、最終戦は誰が出ても行くぞ、というのはチーム含めて、GKの3人も出来てると思うので。自分が抜擢されても行く準備は出来てる……出来てます」

韓国戦はどんな試合になると考えているのか。

「(韓国は)ここ2試合もセットプレーから点を取っているので、そこを警戒しなければいけないと思います。ロングボールも増えてくると思いますので、そのセカンドボールをいかに拾えるかが大事だと思います」

「激しい試合になるというのは見ていてもわかりますし、球際のところはこれまでの2試合とは桁違いというか、増えるのではないかと思います」

そう警戒心を持ちながらも、大迫は「新世代」を思わせる言葉を口にした。

「(韓国に)ライバル意識というよりは……1試合というか。1つの試合に過ぎないというか。やるべきことは変わらないと思うので、これまでやってきたものをしっかり出すだけなのかと思っています。タイトルかかっている試合なので、僕たちとしてはいい形で優勝したいです」

大迫の緊張感は「日韓戦」から来るものではなかった。それよりも大会の優勝への意気込みが大迫から笑顔を奪っていた。それだけこの大会に重きを置いていたのである。

1月のアジアカップでは準優勝、6月のコパアメリカではグループリーグ敗退。2019年最後の国際大会で、果たして日本は優勝を勝ち取れのだろうか。【取材・文:森雅史/日本蹴球合同会社】