シュートを放つMF遠藤渓太

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 自身の課題とも向き合い、乗り越えていく。10日のE-1選手権・中国戦(○2-1)でA代表デビューを果たした日本代表MF遠藤渓太(横浜FM)は18日の韓国戦でも左ウイングバックでの先発が濃厚だ。

 攻撃で自分の持ち味を発揮すると同時に、韓国戦では守備のタスクも増えることが予想される。「守備は自分に足りない部分と多くの人に言われているし、それは自分でも分かっている。そこを埋めるにはこういうところで培っていかないといけない」。ましてや横浜FMの左ウイングと違い、3-6-1の左ウイングバックは経験も少ない。

「ウイングバックの守備は試合をこなさないと学べない。ウイングバックは代表に選ばれないとやれないし、1試合1試合学びながら試合をやれたら」。その意味でも韓国は願ってもない相手だ。「試されるのはこの韓国戦。韓国に勝ってこその大会だと思うし、チームとして強い気持ちを持って臨みたい」と闘志を燃やす。

 日韓戦が特別な試合であることは理解している。「僕自身、何度かやっているけど、(相手の)目の色が変わるし、自分たちもそう」。U-21日本代表として出場した昨夏のアジア大会では決勝で韓国と対戦。遠藤は0-0の延長戦から途中出場したが、延長の末、1-2で敗れ、韓国に大会連覇を許す悔しさも味わった。

「負けられない相手の一つだし、負けるわけにはいかないプライドをだれもが持っている。そういう部分は大事にしないといけない」。気持ちの重要さを説きつつ、過度に意識することもない。「相手が韓国だろうが、韓国じゃなかろうが、どの相手にも負けたくない。目の前の一つの国際試合という意味では変わらない」。熱く、しかし冷静に。宿敵を倒して3大会ぶりの優勝をつかみ取る。

(取材・文 西山紘平)