今大会では中国戦にフル出場。気の利いたポジショニングでチームのバランスを取り、勝利に貢献した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 韓国で開催されているE-1選手権で、森保一監督率いる日本代表は12月18日に第3戦目で韓国代表と対戦する。

 全勝同士でぶつかるこの最終戦は、事実上の決勝戦。得失点差で上回っている日本は、引き分け以上で優勝できるものの、相手は今大会最大の強敵で、油断はできない(日本は得失点差6で、韓国は2)。

 思い出されるのは日本開催だった2年前。その時も日本は2連勝で、最後の韓国戦を迎える。対する韓国は1勝1分で、日本が優位な状況だった。それでも結果は1−4の惨敗。

 3分に小林悠のゴールで先制したものの、前半のうちにあっさりと3失点を喫し、後半にはダメ押しの4ゴール目を決められ、虚しく散ったのである。ただタイトルを逃しただけでない、あまりに衝撃的な敗戦に、当時のハリルホジッチ監督に対して強い解任論まで噴出した。
 
 今回のメンバーでこの日韓戦に出ていたのは、中村航輔、三浦弦太、井手口陽介の3人。先発出場していた井手口は「チームとしても、個人としても、何もできなかったのを覚えている」と悔しい結果を振り返る。

 今大会でこの23歳のMFは「あまり深く考えすぎずに、自分の持ち味をしっかりどんな状況でも、どの試合でも出すということを心掛けながらやっている」というが、日韓戦は意識せざるを得ないのかもしれない。

「ピッチのなかでもバチバチ。それにスタジアムの雰囲気もいいので、すごく楽しみです」

 リベンジしたい気持ちは、もちろんある――。2年前の悪夢を払拭するために、井手口がこの“日韓戦”に懸ける想いは強い。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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