日本代表 畠中槙之輔・後列右から3人目(写真:ロイター/アフロ)

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15日、日本代表は香港戦の先発組とそれ以外の選手という2グループに分かれてトレーニングを行った。

練習後、中国戦と香港戦の2試合に出場している畠中槙之輔がここまでの出来と韓国戦に向けての意気込みを語った。

「正直、最初は未知数でどれくらいできるか想像できなかったのですが、集まってみたらうまい選手が集まっているので、ある程度形にもなるし、しっかりチームとして戦えていると思います。正直、驚きの部分はありますが。1戦目も2戦目も3バックが機能しましたし、3バックのいいところが出せていると思いました」

だが、次の韓国戦に勝ってこそ評価が得られる。畠中は韓国を「サッカーに対して魂をぶつけてくる」と表現する。そして「アタッカー陣にも凄い選手が揃ってますし、強力な相手というのは間違いない」と気を引き締めた。

では畠中が見つけている現状の課題は何か。そして勝つために何をしようと思っているのか。

「チームとしては結果が出ていますが、もっと試合終盤の戦い方などをもっと改善できればと思っています。次が最終戦なのでここで全てを出し切って終わりたいし、もっと頑張れると思っています」

「2試合とも出場してみて、自分はもっと引っ張っていかなければいけないとすごく思いました。1戦目よりももっと積極的に攻撃参加もできると思いますし、攻撃につながるパスも出せると思いますし、最後は完封で終われればいいと思っています」

日韓ともにここまで2勝。2017年大会のE-1選手権では、日本が2勝、韓国が1勝1分という日本有利の状況で戦い、日本は1-4と大敗を喫した。その前回大会に話した及んだとき、畠中は珍しく語気を強めた。

「個人的には日韓戦が初めてなので、以前の試合は関係ないですし、(自分にとって)最初の試合で勝てればいいと思っています」

畠中もまた日韓戦に魂をぶつけようとしているに違いない。

【取材・文:森雅史/日本蹴球合同会社】