ともにリオ五輪に出場した南野の移籍報道に刺激を受ける。韓国戦での活躍に期待したい。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 韓国で開催されているE-1選手権に参加中の日本代表は12月15日、第3戦の韓国戦に向け、釜山市内でトレーニングを行なった。

 前日の香港戦で先発したメンバーが調整メニューをこなす一方で、それ以外のメンバーは3人組でのシュート練習やテンポの速いパスゲームなどで、攻撃の流れなどを確認した。

 溌剌とプレーしていた鈴木武蔵は、次戦での得点が期待されるひとり。もちろん自身も、1戦目の中国戦に続き、2試合連続ゴールを狙っている。

「背後へのアクションは常に狙っていきたい。それをやることが相手にとって脅威になるはずなので、相手の嫌なところになるべく顔を出せればいいかなと思います」

 韓国戦は、今大会最大の敵とのゲームであり、タイトルが懸かる試合でもある。鈴木は「ここに勝たないと。一番強い相手ですけど、ここまで2試合の成長や進化が問われるゲーム。五輪世代の選手にとっても、僕たちにとっても、すごい重要になる」と言葉に熱を込める。
 
 そんな鈴木に少なからず刺激を与えるのが、ともにリオ五輪を戦った南野拓実の存在だ。連日プレミアリーグの強豪リバプールへの移籍が報道されているこの同世代のFWに対し、「凄いっすよね」と感嘆の声をあげる。

「そこまでいけるだけのパフォーマンスをしていますし、能力があると思う。悔しいですけど、本当に凄いなとは思います」

 南野に感化された鈴木だが、特に何かを変えるわけではない。目の前の試合で結果を出すだけだ。

「もちろん刺激はもらいます。でも一つひとつの試合で自分のパフォーマンスを発揮して、得点を取るのが一番。追いつけるか分からないけど、もっと上にいくための道だと思う。そこで刺激を受けつつ、毎試合自分のベストを出せるようにやっていきたいです」

 同世代のトップランナーに少しでも近づくために、まずは韓国戦でアピールできるか。鈴木は静かに闘志を燃やしている。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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