この季節によく見かけるあの材料で作った「スズメ」が、ツイッターで注目を集めている。

それがこちらだ。


味のある茶色が絶妙にマッチしているこちらのスズメ。普通の折り紙ならまだしも、ご覧のように落ち葉で折られているのだから驚きだ。

作者は「あたらしい草花あそび」「作ってびっくり!かわいい草花あそび」などの著作で知られるinori(@kusabanaasobi)さん。「桜の茶色い落ち葉でスズメを作りました」とのコメントを添えて2019年12月5日にこの作品を投稿した。

ツイートには、

「すごい...よく思いつきますね!とても可愛らしくて素敵です」
「スズメの特徴を捉えて、ここまで再現できるなんて本当に凄いです」
「私も作ってみたいと思います」

との声が上がり、身近な材料を用いてできる創作活動に興味を持った人が多かったようだ。

Jタウンネット編集部は作者のinoriさんに手作りのコツを聞いた。

葉っぱの選び方が大切


inori(@kusabanaasobi)さんのツイートより

作品作りのコツはずばり聞いてみると、

「葉っぱの選び方です。乾燥しているとパリパリ割れてしまい。折ることができません。私は公園の水道で少し湿らせて使うこともあります」

とinoriさん。ある程度水分を含んだ落ち葉でないと、作品を折るのには向かないようだ。また、

「折ってもすぐに戻ってしまう場合は、しばらく押さえると形がつきます。葉の大きさや形で出来上がりが変わるので、スズメっぽくなるようにポーズを変えています」

とのこと。実際に作品を作っている様子は下の動画でも見ることができる。瞬く間にスズメが出来上がっていき、圧巻だ。


inori(@kusabanaasobi)さんのツイートより

「お子さんと遊んでいるお父さんお母さん、保育士さん、また介護のお仕事をされている方などに、簡単に作って遊びやお仕事に生かして頂くのをイメージしていますので、どこにでもある植物を使い、なるべく簡単に作れるように考えています」(inoriさん)

作品作りについて、そう振り返るinoriさん。元々は16年の春、庭で見つけたナガミヒナゲシの長い茎や面白い形の実鞘で遊べないかと様々に実験し始めたことをきっかけにして、落ち葉や身近な草花を使った作品を作るようになったのだという。

今回ツイッターで話題になったことについて、

「たくさんの人に見て頂けてとても嬉しいです。草花あそびを通して、身近な植物の美しさ面白さを感じてもらえたら嬉しいです」

とした。