日本代表・前列左から2番目が菅で3番目が相馬(写真:ロイター/アフロ)

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14日、E-1選手権香港戦に日本は5-0と完勝した。相手とのレベル差もあったが、3-4-3のシステムが見事にはまった結果でもあった。

森保一監督はかつて3バックを採用するときの攻撃の狙いとして「3バックだと、サイドの幅(68メートル)の使い方が、攻撃において高い位置でできる」と、相手を押し込めると説明した。

果たして、この日の両サイド、相馬勇紀と菅大輝は完全に主導権を握った。相馬はボールを持つたびにクロスを上げてチャンスを演出し、菅は8分に素晴らしいボレーから先制点を奪った。この2人の活躍こそが試合の流れを決めた。

相馬の上げるクロスにもっとうまく合わせられれば、日本はさらに大量得点できたのではないか。そう聞かれた相馬は少し微笑みながらこう答えた。

「一番の理想としてはFWが『ごっつぁん』ぐらいで決めてくれるぐらいのボールを上げるのが僕の仕事ですし、中に文句を言ってもプレーがよくなるわけではないので、自分の質をさらに高めたいと思います」

難しいボレーから矢のようなボールを放った菅は神妙な面持ちで振り返った。

「ようやく結果を残せていいアピールが出来たのではないか思っているのでよかったです。ミートを意識して、いつもだったらリキんでいると思うんですけど、いいところに飛んで本当によかったです。まず左足で決めたことがこれまでなかったので、これをきっかけにどんどん得点に絡めればいいかと思っています」

問題は、レベルが上の相手に対して2人が同じように仕掛けられるかどうかになる。森保監督はすぐにでも試してみるべきだろう。【取材・文:森雅史/日本蹴球合同会社】