香港戦の予想スタメン。ボランチは川崎コンビが濃厚だ。(C)SOCCER DIGEST

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 日本代表は12月14日、E-1選手権の第2戦で香港代表と戦う。第1戦の中国戦では、畠中槙之輔、三浦弦太、佐々木翔という3バックをはじめ、橋本拳人、井手口陽介、鈴木武蔵といった、これまでもA代表招集歴のある“年長組”を中心に構成された。初選出で先発したのは、森島司、遠藤渓太、橋岡大樹の3人のみ。

 中3日で行なわれる香港戦は、中国戦で先発したメンバーのコンディションを考慮して、スタメンを総入れ替えにする可能性が高い。さらに、次の韓国戦を前に、この試合で全員を使っておきたいと、森保一監督は考えているはずだ。

 システムは3−4−2−1で変わらないだろう。12日の練習では、中国戦の先発組が調整メニューをこなす一方で、その他のメンバーは、この布陣でクロスからフィニッシュまでの流れを確認していた。GKは交代制だったが、その時にピッチに立っていたフィールドプレーヤーが、そのままの配置で香港戦に臨むことになるだろう。
 
 GKは20歳の大迫敬介か。小島亨介の線も考えられるが、今年はリーグ戦出場なし。いわゆる試合勘という意味では、広島でリーグ29試合に出場し正守護神の座を築いた大迫のほうが安心ではある。

 3バックは、右から渡辺剛、田中駿太、古賀太陽が並びそう。今大会の日本代表で唯一の大学生である田中駿はU-22代表ではボランチがメインだが、この試合ではリベロで起用されそうだ。森保監督は、おそらく格下の香港を相手なら主導権を握れると考え、田中駿には最終ラインからのビルドアップを期待していると見る。

 ボランチは川崎コンビ。司令塔の大島僚太と今年のJリーグでベストヤングプレーヤーに輝いた田中碧だ。橋本と井手口を休ませ、田中駿を最終ラインに置くなら、必然的にこのふたりが残る。ブロックを敷いて守ってくる香港に対しては、川崎のポゼッションサッカーの軸でもあるふたりが上下左右にパスをテンポ良く散らして、どれだけ揺さぶりをかけられるかが、ひとつのポイントとなるだろう。
 
 ウイングバックで濃厚なのは菅大輝と相馬勇紀だ。負傷で出場を辞退した室屋成に代わって招集された菅は、まずはこの香港戦でテストしておきたい人材。中国戦で6分ほどの出番だった相馬も、長い時間見ておきたい。

 相馬と同じく中国戦で、シャドーで途中出場した田川も、先発で試す必要がある。そして、パートナーには今年JリーグMVPの仲川輝人が満を持して登場するはずだ。中国戦では出番がなかった背番号10を、韓国戦の前に一度使っておかないはずはない。
 
 CFは小川航基でほぼ決まりだろう。森保監督は、上田綺世の中国戦のパフォーマンスと見比べて、韓国戦でどちらを選択するか決めようとしているのではないか。小川自身、「残りの2試合が非常に大事になってくる。やっぱり得点で、監督を納得させなければいけない」と意気込んでいる。

 もちろん小川だけでなく、どの選手にとっても、まずは韓国戦に向けたアピールの場になる。勝利という結果はもちろんだが、個々のパフォーマンスにも注目したい。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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