FirefoxのプログラマーであるNicholas Nethercote氏は12月11日(米国時間)、「How to speed up the Rust compiler one last time in 2019|Nicholas Nethercote」において、Rustコンパイラに施した高速化の最新情報を伝えた。

ベンチマークデータが変更されたため、2019年11月上旬よりも前のデータと比較することはできなくなってしまったと前置きしながらも、確認できる範囲ではまずまずの高速化が実現できたと説明している。Firefoxの一部のコア機能はRustで開発されており、Rustコンパイラが生成するバイナリの性能を引き上げることは、そのままFirefoxの高速化に寄与することになる。

ベンチマーク結果 - How to speed up the Rust compiler one last time in 2019|Nicholas Nethercote

RustはMozillaが開発を支援しているプログラミング言語。Rustはプログラミング言語のシェアとしては小さいが、MozillaのみならずMicrosoftやIntelなども強い興味を示している。Microsoftは最近、Windows 10の一部のコンポーネントをRustで書き換える取り組みを実験的に行うなど、Rustの活用を模索している。Rustは週末プログラマーにも人気が高く、今後さらにシェアを増える様子がうかがえる。

RustはFirefoxの開発に使われており、もともと高速なバイナリを生成するが、Firefoxの高速化のために度重なる改善が施されている点が注目される。今後も性能の向上が期待でき、リリースに注目しておきたいプログラミング言語となっている。