中国戦でA代表デビューを果たしたFW田川亨介(FC東京)

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 日本代表FW田川亨介(FC東京)は10日、E-1選手権初戦の中国戦(○2-1)でA代表デビューを果たした。あれから2日が経ち、国を背負って戦う選手としての船出を飾った20歳だが、感慨は「あまり感じてはいない。いつもと変わりなく」と冷静だ。

 田川は中国戦の後半26分、FW鈴木武蔵(札幌)との交代でピッチに立った。直後に訪れた決定的なシュートチャンスは不発に終わったが、初戦勝利を受けて「まったく練習していない中で勝てたし、よかった」とすでに次の試合に切り替えている。

 目指すのは中国戦で鈴木が見せたようなゴールだ。「ああいう形はシャドーならではというか、あそこに入っていけるところがある。今日もそういう練習があったし、イメージはそのままでやっていきたい」。自らもスピードを持ち味とする選手なだけに、14日の香港戦では先輩FWの再現を狙う。

 香港は中国よりも格下にあたり、守備を固めてくる可能性もある。それでも田川は「年代別代表でも経験がある中、クオリティーというか精度が本当に大事になってくる。どんどんシュートを打つこと、こぼれとかで入る可能性もあるし、もちろんセットプレーで取れるのが一番楽かなと思うので合わせていきたい」と崩しの狙いを語り、得点に意欲を燃やした。

「足元で起点になるところ、個で剥がすところは出てくるので、そこのポジション取りを意識しながらやろうと思っている。ただ一番はゴールに入っていくことが大事。一番はゴールを取りたいと思っている」。

 東京五輪世代ではすでにMF堂安律、MF三好康司、DF冨安健洋らがA代表で得点を決めてきた中、FW上田綺世、コパ・アメリカに参戦したFW前田大然らFW登録選手の得点はいまだゼロ。1999年生まれ、これまで招集されてきた中で最年少のストライカーが東京五輪FWのゴール一番乗りを狙う。

(取材・文 竹内達也)