日本代表DF橋岡大樹(浦和)

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 日本代表DF橋岡大樹(浦和)は12日、韓国・釜山でのトレーニング後に取材対応を行い、E-1選手権初戦の中国戦で受けた“カンフーキック”を振り返った。「跡はまだ残っているけど大丈夫」と無事を強調し、「危ないプレーだったかもしれないけど両チーム必死にやったからああいうプレーになった」と冷静に語った。

 中国戦の前半31分、空中戦を競り合った橋岡は中国DFジャン・ジーポンの飛び蹴りを後頭部から頸椎付近に受け、一時ピッチに倒れ込んだ。レッドカード相当のラフプレーに思われるも、主審はイエローカードを提示。橋岡は無事に立ち上がったが、この行為と判定には日本のみならず中国国内からも批判が集まっていた。

 橋岡の元にも試合後、多くの知人から“カンフーキック”に関する連絡が集まっていたという。「いろんな人から試合の自分のプレーよりそこがきた。正直、自分のプレーがどういうふうに評価してもらえたかが気になっていたけど、多かったのはそれだった」。A代表デビュー戦での思わぬ注目に苦笑いを浮かべた。

 それでも橋岡の中には、相手や主審に対するネガティブな感情はないという。「自分も正直、あの場面はレッドかなと思って見たらイエローだった。でも審判のことは信頼している」と語った20歳は「大怪我になっていたら残念かもしれないけど、そうじゃないので」と大人の対応を見せた。

 なお、橋岡の兄であるDF橋岡和樹(新潟シンガポールに新加入)も12日、自身のTwitterで「ちなみにカンフーキックくらった方じゃないです笑」とジョーク交じりの投稿。このことを本人に問いかけると「何もなかったので、逆にそうやってネタに使ってくれるんだったら全然いいかな(笑)」と顔をほころばせていた。

 顔面へのキックを受けた後も、中国戦で84分間プレーしていた橋岡。先発組は直近2日間をリカバリーに充てており、香港戦に出場する可能性は低いとみられる。18日に控える大一番の日韓戦を見据えつつ「移動もなく、より回復の時間が長いので、次はもっといいプレーをしないといけない」と意気込んだ。

(取材・文 竹内達也)