インド首都ニューデリーにある最高裁判所(2018年7月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/Sajjad HUSSAIN

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【AFP=時事】インドの首都ニューデリーで2012年に起きた集団レイプ殺害事件の死刑囚4人のうちの1人が10日、判決に対する異議申し立てを行い、その理由として同市の環境汚染を挙げた。

 7年前の12月、ニューデリーを夜間に走行していたバスの車内で23歳の女性が6人の男に性的暴行を受けて死亡した事件は世界を震撼(しんかん)させ、インド全土で抗議デモを引き起こした。

 アクシャイ・クマル・シン(Akshay Kumar Singh)死刑囚(31)は最高裁への異議申し立ての中で、ニューデリーは「ガス室」のように大気汚染がひどく、水も「毒にまみれている」と指摘し、「デリー首都圏の空気と水に何が起きているか、皆気付いている。寿命は短くなる一方だ、それならなぜ死刑にする必要がある?」と主張した。

 同事件では他の死刑囚も異議を申し立てて却下されており、シン死刑囚の申し立ても同様に認められないものと予想されていた。

 メディアは今週、同事件の死刑囚らの刑が、事件が起きた12月16日に執行される可能性があると報じた。死刑囚らの収容施設で、死刑台の動作確認が行われたり、特殊なロープが持ち込まれたりしているとの報道もある。ただ施設関係者はAFPに対し、これを否定した。

【翻訳編集】AFPBB News

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