フェデラーがテニスを「仕事」とは呼ばない理由

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ロジャー・フェデラー(スイス)が、長く現役でいる秘訣を語った。「情熱、モチベーションを保つこと、なぜテニスを始めたかを思い起こすこと。テニスは楽しいことだったはずだからね。そして、情熱を仕事にできているのは特権だと理解すること。テニスを仕事と思ったことはないけれどね」Tennis World USAが伝えている。

その理由について、フェデラーは「だって、実際そうではないから。だからできる限り長く続けたいと思っている。僕の立場をうらやむ人が大勢いるのは明らかだから、簡単に投げ出すことはできないよ。テニスにもファンにも敬意を持っているし、できることは全てしなければいけないと思っている。素晴らしいチーム、妻、両親に恵まれたことが僕の成功の秘訣だよ。彼らには感謝してもしきれない。とても単純だけど、簡単なことではない」と付け加えた。


一方、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、2015年に18歳で年間最優秀新人賞を受賞した時からの変化を問われ、「テニスを愛する心や情熱は変わっていないけれど、成長もしたよ。今22歳だけど、間違いなく多くのことを経験し、多くの試合で勝利し、多くのトーナメントで優勝した。18歳の頃と比べるといい方向に変化したんだ」と答えている。


「昔より成熟しているけれど、今も毎日学んでいる。試合に出場するたび、敗北するたび、学ぶことがある。テニスへの愛情や情熱は間違いなく今もあるし、大会で優勝したいという渇望も持ち続けているけれど、全体的に成長した。以前よりも良いテニス選手になったし、人としても以前より良くなっているといいと思うよ」


テニスデイリー編集部)


※写真はアルゼンチンでエキシビションマッチを行った際のフェデラー
(Photo by Marcelo Endelli/Getty Images)