ボランチで奮闘した日本代表MF橋本拳人(FC東京)

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[12.10 E-1選手権 日本2-1中国 釜山九徳]

 最終盤の失点は課題として残ったが、短い準備期間の中でもボランチを中心としたゲームコントロールができたことは収穫だった。日本代表MF橋本拳人(FC東京)は「前半は戸惑いながらだったけど、だんだんコミュニケーションを取りながらやれた。やりたいことはできた」と手応えを語った。

 11月のベネズエラ戦で1-4の大敗を喫し、守備面の脆さが露呈された森保ジャパン。相手のクオリティーが高かったことも要因だが、カタールW杯アジア2次予選でもタジキスタン、キルギスを相手に決定的なピンチをつくられる場面が相次いでおり、組織面の整理は急務と言える状況にある。

 E-1選手権の初陣を控えた前日9日、ボランチで司令塔役を任される橋本は「ベネズエラ戦はなかなか試合中に修正できなかったので今回はしっかり修正しながらやっていきたい」と語っていた。そうして迎えた中国戦、序盤は3トップの中央に鎮座する188cmのFWドン・シュエシェンを起点とした攻撃に手を焼いたが、徐々にそうした場面は見られなくなっていった。

「相手の球際が激しく来たので、後手にならないように。またセカンドボールをマイボールにすること」。そうした配慮をしていたという背番号18は初めてコンビを組むMF井手口陽介とも積極的にコミュニケーションを取り、役割分担の練度も向上。「お互いを見ながらいいバランスでやれた」と前向きに振り返った。

 一方、攻撃面ではポジション取りがうまくいく場面、いかない場面がいずれも散見された。森保一監督から何度も「顔を出せ」と指示を受けていた橋本は「ボランチでもっと顔を出してボールを受けてというのは常に言われていること」と指摘。「もっともっと意識してやらないといけない」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)