開幕会見に臨んだ高倉監督。強化の意味で重要な3試合に向けて意気込みを語った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本女子代表ことなでしこジャパンの高倉麻子監督が12月9日、E-1選手権の開幕会見で意気込みを語った。

「東アジアのライバルチームと戦えることを楽しみにしています。私たちは(東京五輪の)予選がないので、東京五輪前最後の、真剣勝負の大会になります。全力で勝ちに行きたいです。東アジアの良きライバルといい試合をお見せできるように、全力で頑張りたいと思います」

 なでしこジャパンにとって、このE-1選手権が、東京五輪前最後の公式大会。東アジアという小規模の国際大会ではあるが、実は強化の面では重要な試合になる。ただし、日程は非常にタイトだ。12月11日に台湾戦、同14日に中国戦、同17日に韓国戦と、中2日で3試合をこなしていく。

「日程が非常に詰まっているので、選手のコンディションを注意深く見ながら、3ゲームを戦っていく」という高倉監督には、そんな厳しいスケジュールのなかで選手の体調を気にしつつ、チームの強化を図っていくミッションが課せられる。
 
「しっかり勝ち切るチームになるために、選手たちには、様々な状況で自分のプレーを変化させられることをテーマにしている。試合中に起こりうる状況を感じて、何かを変えて、チームを変えていくことにトライしてもらいたい」

 高倉監督が選手に求めるテーマが、いわゆる状況判断力や対応力だ。そうした個々の能力がチームの強化につながるという考えだ。その意味では、中2日という日程は良いテストになるかもしれない。

 まずは初戦の台湾戦。指揮官は「初戦は非常に大事な試合になる。今日トレーニングをしたなかで、今まで積み上げてきたものを、落とし込んだり、呼び覚ましたりして、しっかり戦っていきたい」と話し、リラックスした表情のなかにも熱い闘志を見せていた。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)