出席した森保一監督

写真拡大

 日本代表森保一監督が9日、韓国・釜山で行われるEAFF E-1選手権の公式会見に出席した。東京五輪世代を積極的に組み込み、国内組23人で臨む国際大会。指揮官は「選手の成長、チームの成長につなげられるように一戦一戦大切に戦い、タイトルを目指して戦っていきたい」と意気込みを示した。

 2年に一度のE-1選手権は、東アジアの国別代表が集まる国際大会。直近2大会はいずれも韓国代表が頂点に立っており、日本は3大会ぶり2度目の優勝を目指す。森保ジャパンは10日の中国戦で開幕を迎え、14日に香港、18日に韓国と対戦する。

 大会期間はFIFAが定める国際Aマッチデーではないため、欧州組を招集する拘束力はなく、国内組で臨むのが恒例となっている。そこで森保監督は今季JリーグMVPのMF仲川輝人(横浜FM)ら10選手を初めてA代表に招集。また約半数にあたる12人が来年の東京五輪出場の資格を持つU-22世代となった。

 そうしたメンバー構成の中、森保監督はこれまでどおりに「成長」と「結果」の両立を目指していく姿勢だ。「選手たちがチャレンジ精神を持って試合に臨むこと、それぞれが持つ特長をチームに還元しながら組織的に戦えるかどうかがポイント」。若いメンバーが多いからこそ、将来への目線はより重要なものとなる。

 そこで立ちはだかるのは、最終節での対戦を控えている韓国代表だろう。現地記者から日韓戦への意気込みを聞かれた指揮官は「韓国もそうだが、あと中国、香港と素晴らしい監督のもと、良い選手が揃っていて、それぞれのチームが全て強敵だと思う」と述べつつ、次のように語った。

「韓国とは選手時代、監督としても対戦した。いつも激しい厳しい試合になっている印象を持っている。今回のE-1選手権の韓国戦も非常に厳しい試合になると思うが、勝つためにファイトしてしのぎを削りながら、お互いの国のサッカーの成長につながるような試合になれば」。

 もっとも、見据えるべきは次の一戦。今大会は試合前日の会見がないため日韓戦にも話が及んだが、指揮官は「3チームと凌ぎを削って戦い、お互いアジアのレベルアップができれば」と意気込む。まずは最初の2試合で勝利という結果を残し、2連覇王者との真剣勝負につなげていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)