柴崎(左)と香川(右)の日本人対決は実現しなかった。 (C) Mutsu KAWAMORI

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 12月19日に開催されたラ・リーガ2部の第19節で、最下位のデポルティボと6位のサラゴサが対戦。アウェーの後者が3-1で2試合ぶりの白星を挙げた。

 33分にCKからアルベルト・ギティアのヘッド弾で先制したサラゴサは、その6分後にアルベルト・ソロのクロスにハビエル・プアドが頭で合わせて追加点を奪う。

 後半に入って48分、ハーフタイムに二枚替えをして活性化したデポルティボに1点を返されたものの、67分にPKのチャンスを失敗した主砲ルイス・スアレスが、80分にダメ押しゴールを叩き込み、勝負を決した。

 香川真司は、この直後の83分にポジションを争うプアド代わってピッチへ。3試合ぶりの出場で、同じく途中から入ったミゲル・リナレスとのコンビネーションでいい形を作りかけたが、アデョショナルタイムを含めても9分間だけでは存在感を示すことはできなかった。

 FWのラファエル・ドゥワメナの長欠による特別措置で、11月中旬にエスパニョールからレンタルされてきたプアドは、加入後3試合で、2ゴール。この間、チームも2勝1分けとまさに救世主となっている。強力なライバルの出現で、香川の立場は厳しくなっている。

 一方、前節に6試合ぶりにピッチに立った柴崎岳に、出番が巡ってこなかった。セサル・ルイス新体制となってからは、出場機会が激減しており、18戦連続未勝利のチームとともに、こちらも難しい状況に陥っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部